
長編
キャンプ場での話
ホラー 4時間前
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ぁ最も、眠くないし外は小雨がずっと降ってテントを叩くから別に良いのだが、それから小1時間もしないくらいに、別のテントから誰かが外へ出たのが分かった。
雨音とは別に足音がする…小便かな?
俺は目を閉じながら「(雨さえ降ってなければ、俺もテントから出て夜風に当たるのになぁ)」と思っていたら、隣のAも未だ起きてたみたいで、小声で「起きてる?」と聞いて来て「今外に出た奴、あれFだよな?」と言って来た。
外街灯も月明かりも無い…
俺は小声で「何で分かるんだよ?」と聞くと、Aは「懐中電灯で顔が見えた」。
足音の方向を耳で追ってたのか、Aが「アイツ向こうへ歩いて行ったぞ!」と、Fは墓場の方向に向かったらしい…
「行ってみるか?」寝れないし、そもそも何をしに行くのか興味があったのはAも同じらしい。
2人して懐中電灯は持たず、無くても何とか薄明かりで判断は出来る。
50m先か、もっとか分からないが、ライトを左右に照らしながらFが向こうへ歩いてるのは直ぐ分かった。
Fは俺らに尾行されてる事には気付いて無いが、ボウボウに生えてる草木がこんなカタチで役立つとは。
結構歩いたように思う。
突然、Fが走り出しのでビックリしたが、どうやらそこが墓場らしかった。
Fは急に止まると、ライトで墓標の石碑?を順番照らしながら移動し始めた。
何をやりたいのかさっぱり分からない。
Fとの距離、大体20m、Fは何かを言いながら墓標を探してる…
墓参り?アイツはここの出身なのか?
そんなことを考えながら見守ってると、Fは奥の方の1つの墓標にピタリと止まり、墓標を確認してるようだ。
よく分からないので、少し近付く…
俺もAも、何も喋らない…無言で少しずつ近付く…
Fは墓標の下にしゃがんでるようで姿が見えない…
拝んでるのかな?と思ったが、5分…10分…立つ気配がない…
痺れを切らして横へ回り込んでみる…
小雨が足音を搔き消してくれる…墓標と墓標の間に隠れるように移動して、ようやくFの姿が見えた。
ライトを地面に置き、付けっ放しの光に照らされたFは、地面を掘ってた…
何か…凄く見てはいけないような光景だった…
だって、手で掘ってるんだから…
墓荒らしをしてるのかと最初は思ったが、それなら計画的にスコップくらいは持って来るだろう。
一体いつまで、何処まで掘る気なのか?
俺らは無言でその様子を見てた。
時計は既に3時を回ってる。
相変わら
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- うーん… ないですね?ママちゃん
- 怖い怖い怖い!!!うんこりん