
長編
寮での出来事
匿名 2019年10月25日
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この話は俺が高校2年生の冬の時期に入ろうとしたある夜中の出来事だ。
作文力がなく読みづらいかもしれないがよかったら聞いてくれ。
あと長くなるから暇な人だけ聞いてくれて
霊感も全くない俺が体験した数少ない中の怖い?話だ
俺は高校の時寮生として生活していた
実家から高校まで車で40分だったが、野球部に所属していたからなかなか通えなかった
俺の兄貴も同じ高校で同じ野球部に所属していたからほとんどが同じ生活だったと思う。
そんな兄貴から高校の寮には幽霊が出ると聞いていたこともあり、怖い話好きの俺は興味が湧いていた。
入寮してからすぐに同級生に怖い話を聞かせて夜中にこっそりと使われてない2階を徘徊し回ったのを今でもよく覚えている
「寮の造りや人数の説明」
まだしてなかったから簡単にざっくり説明しよう
建物は2階建て
外観は洋風の薄ピンク色をしていた
昔は2階まで人がいたが今では寮に入る人が少なく1階しか使われていなかった
一部屋に2段ベットが2つ
4人入れる部屋だったが人数が少ないから一部屋2人で使っていた
俺の隣は同級生だった
みんな2段ベットの下で寝て、上はそれぞれの荷物置きに使っていた
説明はこんなものかな。
話に戻ろう
一年生の時は夜中に徘徊していたが、いつもなにもないから飽きてきていた。
同時に部活が忙しくなったり、やらない勉強に苦しめられたりと夜中の徘徊をしなくなっていた
怖い話も聞く暇もない生活をしていた
わかる人にわかるが野球部の練習は本当にきつかった
寮生は本来は門限がある
俺の寮は20時までだった
だが野球部ということで21時まで許されるというよくわからないルールがあったのをよく覚えている
その日もクタクタになりながら帰って、ご飯を食べてお風呂に入って、22時から23時までの実習「寮のルール」に遅れないようにしていた
だが、その日は俺が今まで感じたことのないような睡魔に襲われた。
たまたまその日の寮に泊まる先生がめちゃくちゃ楽なおじいちゃんだったから22時から寝させてくれないかとお願いしたら速攻で了解を得れた。おじいちゃんありがとう。
ベットに横になってすぐに記憶がなくなった。
目を開けた
夜中に起きることがほとんどない俺が夜中に起きる
とても気持ち悪い感じがした
夢かと思った
iPhoneの時間を見た
2:00だった。怖い話好きの俺はその時ゾッとした
あまり良くない時間だと知っていたからだ
だが、金縛とかなく少し体を起こして窓を見た。外からは満月の光が差し掛かっていた
その日はびっくりするぐらい明るかった
そんなにも満月が近いのかと言うぐらい明るかった
俺は月の光を見ながら寝るのがとても好きだ
その時既に夜中に起きたというこを忘れて光を見ながら寝ようと思っていた。
もう一度毛布と布団を掛け、仰向けになり寝ようとした。
俺の右側の真っ白な壁が満月の光で照らされている。普段はありえない
本当に今日の満月はすごいなぁーと思った瞬間だった
体が全く動かない
頭しか動かない
完全な金縛だ。俺は生まれて初めて金縛にあった
怖かった、、
どうしていいかわからなかったが隣で寝ている同級生を呼ぼうとしたが無理だった
自分では声を出していた、だが自分の聞こえる声は「ゔーゔぉー」としか聞こえないしかもかなり小さい声だ
上から音が聞こえてきた
誰もいないはずの上から
自分の荷物しかない上から何かが動いてる
ネズミだと思い込むようにした
だけど、それも虚しいものだった
急に音がなくなって、静かになった
俺はようやく金縛が溶けると思い体に力を入れてみただが動かない。
いつになったら溶けるのという恐怖がしてきた
起きてから今までの時間はどれくらいたったのか1時間?2時間?
とても長く感じていた
なにも思わないまま右側の真っ白な壁を見たなぜだかわからない
すると2段ベットと壁の隙間から真っ黒な人影がゆっくりと降りてきた
すぐに幽霊だとわかった
なぜかだと?
2段ベットと壁の隙間なんてものはほとんどないからだ。
1ミリあるかないか、そんな隙間に人はもちろん入れない
指先からゆっくり出てくるそれをジッと見ている俺
何度も叫んだが無理だ
その影は俺の布団に少しずつ入ってくる
ゆっくりとゆっくりと
そして最後の足が布団に入りきった瞬間に今度は俺の足下からゆっくりとなにかが近づいてきている
布団と毛布の間になにかいる。
布団越しからもわかる冷たさ
そいつが腰あたりに来たとき、なぜだか金縛が解けた。
今まで溜まったもの全てを出し布団と毛布を全部下に蹴った。
iPhoneを取り時間を見る2:08分
あれから8分しかたっていない
さらに怖くなり、すぐに寝ようと思って蹴った布団と毛布を元に戻そうとした瞬間
布団から手が出てきて俺の手を掴んだ。
驚きすぎて振り払った。
頭が追いつかない
なにが起こったのか
そんな時人はありえない行動に出る
トイレに行こうと思った
iPhoneのライトをつけて部屋から出て左に向かって歩く
歩いて5メートルのところにトイレはある。電気をつけて小さい方をしようと手を不意にみると手形が付いていた
紫色に内出血したかのように綺麗に手形が付いている
トイレを済ませてすぐに寝た
起きて隣に居る同級生に話そうと思ったが手形が消えている
信じてもらえるわけがないと思ってやめた
オチもとくになかったけど聞いてくれてありがとう
本当怖かった
また聞いてくれ!話が下手でごめん
また書けたら書くよ。
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