
中編
【実話】もーいーよー。
匿名 2日前
chat_bubble 0
9,857 views
度もまるで私を呼ぶ様に
「もーいーよー。」「もーいーよー。」
と女の子の声が響き渡ります。
私はその異常な雰囲気に怖くなり、
坂道を駆け上がり、隠れんぼを中止して友達を一度集めました。
友「なんで途中でやめるんだよー」
友達が不機嫌な様子で出てきました。
私「だって今、変な声聞こえたでしょ?女の子の声で!なんか怖くってさー」
友「声?そんなの聞こえなかったよ」
他の友人達もおかしな声は聞こえなかったそうです。
私は友人達に事情を話し、一緒に例の空き地の前まで行きました。
「もーいーかーい?」
と私が声をかけましたが、もう返事はありませんでした。
友「何も聞こえないじゃん、空耳じゃないの?」
結局友人達には信じてもらえませんでしたが、私の様子がおかしかった事もありその日は解散する事になりました。
その後、両親にあの空き地のことを聞きましたが、「危ないから入ってはいけない」というだけで、はぐらかされてしまい
詳しい理由などは教えてもらえませんでした。
ここまでが私の小学生時代の体験です。
しかしあれだけはっきり聞こえた声が空耳だったとは今でも思えません。
あれから20年程たった後、ずっと空き地だったあの場所にお洒落な一軒家が建ちました。
しかしその家は1、2年ほどでまた空き家になってしまったそうです。
その話を聞いた時に私はあの女の子の声を思い出し、今回の件と何か関係があるのではと思いゾッとしました。
やっぱり勘違いじゃなかったんだ。と
住宅街の中でずっとあの場所だけ空き地だった事、周りの大人達にあそこだけは入るなと言われていた事、女の子の声、今回の空き家の件、全てが繋がっている様な気がしてならないのです。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。