
長編
謎の侵入者
匿名 3日前
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く溢れて出てくるのが分かった。
俺は正面よりも非常口へ駆け出した!
(やっぱ助かりたいなら非常口からっしょ!)
とここで火事場の馬鹿力が発揮したのか
いつもより大分速く走れているようだ!
後ろを振り返らずひたすら前を向いて走った!
無事に外へ出る事ができたのだが、ここで一つある事を思い出したのだ!
(あ、瑠美さんは?瑠美さんは無事なのか?)
瑠美さんというのは、俺の友達のなかで
唯一の女友達である。
文武両道で男女の隔たりなく、気さくに話しかけるとても優しい娘だ。
そしてスタイルもかなり良く男子からも女子からもよくモテていた。
彼女との出会いは小学校からの出会いだ。
初めての学校生活で不安がいっぱいだった
俺を励ましてくれて一緒に遊んでくれた俺にとってかけがえのない女性だったんだ。
俺「瑠美さん!」
俺はこの時彼女は教室に逃げ込んだのだろうと思っていたのだが、まさかアイツに・・・と思うと放っておく事はできなかった。
友「おい悠!お前何してんだよ!」
友人が俺の名を叫び引き止めようとしているのに気付いた。
俺「何だよ!今の俺を止めるな!」
友「お前正気か?今不本意に動いてると奴に見つかってしまうだろ!」
俺「バカ何言ってんだ!今ここで立ち止まってる方が何百倍も危ねぇわ!」
友「落ち着けよ!今日瑠美さん居なかっただろ!」
俺「え?」
友「お前、気付いてなかったのか?」
俺「どういう事だ?」
友「実はと言うと瑠美さん、最近学校へ来る事が減ったらしいんだ。」
俺「そんな。でも今日は修了式だから来てる筈だろ?」
友「それが・・・」
友達が言葉を濁す。
俺「おい何なんだよ!早く言えよ!」
友達が突然濁してきたため俺は思わず声を荒げてしまった。
「おい!後ろ!後ろ!」
他の生徒が俺の後ろを見ながら何やら指をさしている。
友「おい・・・悠・・・う、後ろ見ろよ」
友達まで焦りだす始末だ。
俺「ん?」
何気に後ろを振り向く。
するとそこに、
あの不審者が立っていたのだ。
俺「うぅうわわ!」
俺は情けなく声をあげなからその場に腰をぬかしてしまったのだ。
奴は相当の人数を切り裂いてきたのだろう
。
着ていたトレンチコートは血濡れており
あのマスクもかなり紅く染まっている。
(あぁ、俺の人生もここまでか・・・)
なんて諦めていた時の事である。
友「おいお前!」
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- なかなかおもしろいつくり話でしたあー