去年、知り合った男がいた。 その男は酒浸りで何時も酒を呑んでいた。 けど根は優しい奴なので、よく一緒に外呑みをしてた。 よく酔ってふざけて、ソイツを追い回す鬼ごっこみたいな事をしてたw ソイツも楽しそうに走り回って、逃げる。 ある日、4人くらいで呑んでたらソイツがいきなり消えた アレ?さっきまでいたよな?? と話しながら3人で場所を変えようと移動し始めた。 そしたら、前方にソイツがいた 『オイ!お前も一緒に行くぞ!!』 『○▲~ウゥ∀Ⅾ⑸』 ベロベロに酔っ払いまた呂律が回ってない。 笑わそうとしてるんか、クネクネと変な動きをしてる 『お前、ふざけんなw!』 何時ものノリで追い回す。 何時も様に逃げ回る。 追い付き、距離が3mくらいになった時ソイツが消えた.. アレ? 不思議に思ってると 『オイ、もう行こや!』 仲間が俺に呼びかける。 『アイツ、また消えた』 『不思議な奴やな、まぁ今日はほっといて行こ。』 3人で歩きながら、後ろから視線を感じたから振り返ると 反対側のバス停のそばにソイツがいて俺を見てた。 夜やったけど、ソイツの身体が半透明に透けて見えた。 !? あぁ〜俺酔ってるし、疲れてるんかな? と思いながら、呑みにいった。 それからソイツを見なくなった。 仲間の話では家族に半強制的に『アル中更生施設』に入れられたらしい。。 また別の仲間に霊感強くて、オカルト好きな人がいたからその話をした。 すると 『あーアノ人、自分で言ってましたよ。』 『なんて?』 『俺は瞬間移動が出来るって 俺、金払ってその方法聞いたんすよ。』 『マジか!?』 なんと酒浸り男は仲間に500¥で内容を伝えたらしい でも、その内容が支離滅裂で、よく解らんかったらしいw 以前、酒浸り男が言っていた事を思い出した 『俺は代々、カミ(神)ンチュの家系だ!』　 『ハイハイ、そんな嘘いらんから。』 と酔っ払いの戯言と思い、流してたが 今思えば、それはホンマかもしれんな。 だって俺は瞬間移動したアイツを ハッキリと見たから。