帰ってくるのが遅かったのかと聞くと途中でお腹が痛くなってトイレに行っていたらしく「なんだよ笑」って思ったけど無事で良かったと独り言のように呟きました。次の日その神社で祭りがあり肝試しをやった友達と祠に行きました。やっぱり気になってしまって仕方がありませんでした。祠に着いた時何か落ちてないか探しました。すると友達が叫び何事かと思って近寄ると僕は絶句しました。首のない藁人形がそこに落ちていました。そして胴体には名前が書いてあり、その名前は京都に行った友達の名前でした。僕達は急いでそいつに電話をかけました。でもそいつは楽しそうに電話に出てきて「もしもーし♪何かのようですか？まさかお土産？笑」と言ってきました。良かったと一安心して帰りました。次の日新聞を見てびっくりしました。京都に行った友達と同姓同名の男性が電車に惹かれて死亡し、しかもネットでは「首だけが無いらしい」という情報が出回っていました。その時電話がかかってきました。最後に神社に登った友達からでした。友達は「お前丑の刻参り見たんだよな？」と聞いてきて僕は「そうだよ。でさ岩あるじゃん。その岩の上から覗いてた」と言うと友達は声を震わせながら言いました。「そこ見えてないと思ってるだろうけど横目で見えるよ」 僕は背筋が凍りました。すぐさま友達とお祓いに行きました。それ以降悪い事は起こっていません。嘘臭いと思ってるかも知れません。でも本当の体験した話です。