
長編
コピペ ゆきちゃん 稲川淳二
匿名 3日前
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ない。
見学しながら、説明を受ける。
「君もああいうことするんだよ」ああでこうで、こういうこともあるよと…「おいおい教えて行くから心配ないよ」って、終わったら皆で飲みに行こうと誘われた。
それで近くの居酒屋へ行ったんだ。
彼女結構強かったんだな、スタッフに付き合って、ガンガン飲んで、笑って、もう絶好調ですよ。
帰りはタクシーで送ってもらって、「じゃ、明日からよろしくね!」
「はい、ありがとうございました!」って別れた。
そして部屋に戻ったわけだ。
部屋の中、自分の好きな家具置いて、花なんか飾ってる…自分の城ですよね。
まだ、春になったばかりだし、その年東京は寒かった。
だからまだコタツを出してたんだよね。
彼女お酒飲んでいるし寒いものだから、置いてあるコタツに足を入れて、ゴロンと横になった。
親には叱られない、誰にも余計なこと言われない。
一人暮らしって、自由でいいなぁと思った。
お酒飲んでますからね、そうこうしているうちに、ウトウトしはじめた。
すると、しばらくすると
…ゆきちゃん…ゆきちゃん……
外から声がする。
…ん?
…ゆきちゃん…ゆきちゃん……
なんだろうと思って、目を開けた。
…ゆきちゃん
彼女、「ああ、そうか…夜遅くに犬の散歩させているんだ」と思った。
今は犬にも人間みたいな名前付けるじゃないですか、犬の散歩か、大変だなぁ…と、またそのまま寝ちゃった。
次の日は局へ行って昼まで仕事、午後からは入社式があって、その後は歓迎式典ってほどでもないんだけど、セレモニーがあって、さんざん盛り上がって、2次会、3次会と……
この業界飲むの好きですからね。で、楽しんだ……
そんで、かなり遅くなったから、局の車で送ってもらって、
「どうもお疲れ様でした。ありがとうございました。じゃあまた明日」
で、部屋に入った。
部屋、昨日のまんまですよ。酔って布団敷くの面倒なもんだから、またコタツに足を入れて、バタンと横になった。
うつらうつらしているうちに、本当に寝ちゃった。
しばらく時間がたったんだ……
時間がたって、うっと、何かの声で目を覚ました。
…ゆきちゃん…ゆきちゃん……
声がきこえる。
彼女、目を開けて、耳を澄ましたんだ。
…ゆきちゃん…ゆきちゃん……
ああ、昨日の人か…また犬を散歩させてるんだぁ…起こされちゃったなと、また目を瞑って寝ようと
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- アパートなんだから被害者他にもいてそうなのに、何故か彼女だけ被害にあってる。 部屋の両隣が空いてるのなら判るけど、何ででしょうね。稲川淳二の怪談って聴いた(見た)だけで、怖さ半減するの何でやろ?誇張し過ぎなとこかな。名無しのアウトサイダー
- ↓ 少し厳しいから優しくしてあげて。~~
- 稲川淳二さん及び関係者からの許諾は、あるのでしょうか? 無い場合、著作権法違反。( ˙-˙ )