
数年前の冬のある夜、私は静岡県の山中に住む友人家族を訪ねることにしました。小さな娘を連れて、雪がちらつく中、車を走らせていました。友人の家は山の奥にあり、都会の喧騒から離れた静かな場所です。
友人の夫が、雪山の美しい風景をバックに、UFOの話を始めました。ここでは時折、不思議な光を目撃することがあると言います。他の住人も同様の体験をしているらしく、その話を聞いていると、なんだか不安がよぎります。
帰り道、すっかり暗くなった道を慎重に下っていると、車の前に何かが光りました。最初は雪の反射かと思いましたが、次の瞬間、目の前に大きな光る球体が現れました。まるで私たちを見つめるように、その光は静かに浮かんでいました。
娘も「ママ、あれは何?」と驚いた声をあげます。光はゆっくりと動き出し、私たちの車の周りを舞うように進んでいきました。興奮と恐怖が入り混じり、私は思わず車を止めてしまいました。
その瞬間、再び目の前に現れたのは、最初に見た球体とは異なる形の光でした。それはまるで、何かを誘導するように動き出し、まるで私たちを不思議な場所へと導こうとしているかのようでした。娘はその様子に目を奪われていて、私は一瞬、目を閉じてしまいました。
気がつくと、光は消えていて、周囲は静寂に包まれていました。未だに何が起きたのか理解できず、ただその不思議な体験を思い返していました。帰宅後、ふと思い出したのは、友人が話していた「カシオペア」という言葉。あれは、私たちを導くための光だったのだろうか。そしてその時、私の心に不安が募り始めました。あの光は一体何だったのか。私たちは、本当に無事だったのか。そう思うと、背筋が凍る思いがしました。どこか別の世界に連れて行かれたのではないかと、悪夢のような想像に囚われてしまったのです。私たちが見たのは、果たしてUFOなのか、それとも別の何かだったのか。未だにその答えは見つからないままです。
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