
長編
心霊体験の話・ドッペルゲンガー
匿名 2日前
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くらいたつと戻れなくなるから、早く戻れるといいね。」とおばさん。
「どこにいるか分からないし。」と私。
でも私は考えて、部屋の窓を全開で寝るようにした。
親にも説明した。見つけたら捕まえといてと。
数日後、高校の先輩から携帯に電話がかかってきてとても怒った様子で「何を無視してるのか?」と怒鳴られた。
「すぐここに戻って来い。」と先輩。
「どこに?」と私。
「どこにってなんだ、今いただろう。」と先輩。
「私は今家にいるんだよ。」と私。
「何馬鹿なことを言ってるんだ、緑の公園だ。」と先輩。
なので私はいったん電話を切り、家の固定電話から先輩に電話をした。
家の電話番号が携帯に表示されたので、やっと先輩も信じてくれたが、だとすると今すれ違ったのは誰だとなった。
私は先輩にそいつを探してと言って、見つけたら捕まえておくよう頼んだ。
私は父に事情を話し、父の車で一緒にその公園に行った。
すると先輩はいたが、見つけて捕まえたもう一人の自分を、みんなで囲んでいたのに
私が着いたら消えたそうだ。
この状況を説明し始めたらふっと気が遠くなり、私は気絶した。
気が付いたら救急病院に運ばれていた。
私が倒れたので父が救急車を呼んでくれていた。
私は救急車の中で、
「おかえり、ただいま、やっとあえたね、さがしてたよ、ごめんね避けてたから」を繰り返してたそうだ。
気が付くと私の胸元がびしゃびしゃに濡れていた。
病院についてベッドで処置を受けていた時、私は大量に水を吐いたそうだ。
私が救急車で運ばれているときに変な事を言っていたというので、色々検査を受けたがどこにも異常はなかった。
普段の生活に戻って、アルバイトに行くと、また霊能力があるというおばさんが来て、
「戻れたんだね、よかったね。おぼれてたから、水を吐けて良かったね。」と言われた。
【おわり】
後日談:
- この投稿は、200話以上アップしてあるブログ「霊子の日記」からの抜粋です。 https://reinoburogu.hatenablog.com/
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