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長編

僕に取り憑く二人の女の霊

モモタロス 2018年8月21日
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今から話すのは長年僕に取りついては離れない二人の女の霊の話しです…。 僕は小学4年の夏休みの終わり頃から急に霊感に目覚め日常的に幽霊や周りの人の守護霊が見え始めてしまったのです…そう今も…。 僕がその二人の女の霊に取り憑かれてしまったのは中学三年の秋の深まる頃だった…。 その日は謎か学校から遠回りして家に帰りたい気分だった…。 小さい頃からおばあちゃんに『あのお寺の裏道の左の道は絶対に!絶対に!通り抜けては行かんぞう!行ってしまうと言葉には言うえないほど恐ろしい事があるからな…』と よく耳にタコが出来るぐらい言い聞かされた。 でも、僕はもう中学生なんだからとおばあちゃんとの約束を破ってしまったのだった…。 あの時止めていればとずっと後悔している…。 そのお寺の裏道の左の道は竹藪や雑草など伸び茂るただ普通の山へ続く道だった。 ふと、洞窟のような穴が右手の目に写った。 その穴はかなり厳重に鉄格子と鎖と南京錠で何重にもしていた…。 すると、穴の方から話し声なのか分からない声してきた。 中には入れそうにないのに。 耳を澄ますと微かに女の人二人が話す声が聞こえる。 『熱いよ…痛いよ…もう許して下さい、もう私たちは逃げたりはしません…お願い、その扉を開けて下さい…』と 聞こえる、何度も何度も繰り返し言うている。 僕は早く助けを呼びに行こうと振り向くとそこに一人の女が立っていていた。 僕はその女に『この穴に人がいるから助けてあげてください!』と言うと その女が急に笑いながら僕の手首を掴んで穴の方近づけさせると… 僕はその穴の中に入ってしまったのだ… そして、僕は鉄格子と何重にもしている鎖と南京錠で出口を閉ざされる方で助けを求めたが… 誰も来てくれない…すると、穴の奥から足音が コツコツコツコツコツコツ…コツコツ…コツコツ …コツ…と 僕の方に近づいて来る。 僕は恐怖と絶望と不安で目を閉じた。 すると、足音は聞こえなくなった。 目を開けると僕の目に全身血だらけで焼かれたボロボロの白いワンピースが血で滲んで黒いハイヒールを履いた髪の毛の長い片目ずつ目が無い女が二人が僕の目の前に僕の両手を繋いで座っていたのだった…。 僕は焦げ臭いのと恐怖だったがその二人の女の左手の薬指を見ると… 薬指が…無かったのだった…。 僕はもう限界でここから逃げたくて必死で助けを呼んだ、でも誰も来ない。 すると、僕の耳の元でその二人の女が… 『あなたはあたしら二人の…生け贄で逃げれば…しない…逃れかったらあたしら二人と…結ばれるしか…ないのよ!ワッハハハハハハ!ワッハハハハハハ!コーーーン!』と言うて 消えてしまった、僕は気を失った。 気が付くと、僕は家の仏間で寝ていた。 横にはおばあちゃんと三人のお坊さんがお経を唱えていた。 お経を唱えて終わると僕はお坊さんの一番長の方にあの穴の事を聞いた。 だが、何も言うてくれないままお坊さん三人は帰えてしまった。 そこで、おばあちゃんに聞いてみた。 すると、おばあちゃんは泣きながら僕に教えてくれた。 『あんたは…白狐様と黒狐様に気に入られてしまい…花婿さんにされたんだね…』と 僕は、『え?』と答えるので精一杯だった。 そして、おばあちゃんはあの穴の秘密を教えてくれた。 『あの穴は昔から白狐様と黒狐様が住んでいてある日ある盗賊の偉いさんに恋をしてしまいその想いを実のらせるために美しい女性に化けてあの穴に呼んだそうじゃ、でもその盗賊の偉いさんは一人で来ず仲間を15、6人連れて来てその白狐様と黒狐様をその穴で殴る蹴り最後は銃で目玉を撃ち抜いて左手の薬指を鉈で切り落として生きたまま火を付けて焼き殺そうとしたんじゃが…なかなか死にしないので鉄格子と鎖と南京錠であの穴に閉じ込めて弱らせて死んでいてしまったんじゃ…あんたが聞いた穴の中から聞いた話し声は白狐様と黒狐様が盗賊の偉いさんたちに今も死んでも許してもらおうと話しているんじゃ…』と教えてくれた。 僕は次の日、おばあちゃんと一緒に花束と線香と稲荷寿司と油揚げと水を持ってお参りに行った。 すると、僕の耳の元で低い声で、 『あなたは…あたしら二人の花婿さんだから…逃げればしない…』と聞こえた。 おばあちゃんには聞こえているかは聞けなかった。 その体験してから僕にはその白狐様と黒狐様があの穴で出会った女二人に化けて今も取り憑かれては離れない…。 数多くの霊能者に徐霊などしても効果はない。 今、僕には結婚前提の霊感の強い彼女がいるのがその彼女がいつも僕を守ってくれている。ß 何故なら、おばあちゃんに『あんたの彼女ちゃんは盗賊の偉いさんの生まれ変わりだから、白狐様と黒狐様は彼女ちゃんには手を出せないから幸せにしてあげるんよ…それが、白狐様と黒狐様の唯一成仏が出来るんだからね…』と僕に言葉を残して亡くなった…。 だから、僕はその彼女を幸せする。 そして、いずれは彼女にはこの事を隠さずに言うわないといけないこの話しを。 皆さん、こんな対した話しでも無いのに長いのに読んで頂きありがとうございます!。 これで、僕が一番この世で怖い話を終わります。

後日談:

  • 今年お盆に実家に帰っておばあちゃんの部屋で机タンスの中からノートが一冊出てきました。 その内容は、おばあちゃんの字で殴り書きでこう書かれてしました!。 (お願いじゃ、白狐様、黒狐様頼むからわしの大事な大切な孫の…こうを花婿になんかにはしないくれ…どうか、こうを見守ってやってくれ…どうしてもこうを花婿にすると…言うのならわしをあんたらの黄泉の国やら地獄でも良いから…所へ連れて行っておくれ…これが最後のわしから願いじゃ…。)と同じ文面で何ページにも紙の隅々まで書かれていたのです。 もしかしたら、大好きなおばあちゃんは僕の身構りなって亡くなったのかと僕は思うのです…。

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