
長編
S地区での出来事
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くと、A君は焦点が定まっていない目でB君を睨むと、
「来るな、来るな!くるなぁ!!!」
と言ってB君の手を払いのけました。
暫くするとA君はトンネルの天井をじっと見てぶつぶつ言い始めました。
いつまでも見ているので、Cちゃんは
「何上ばっかり見てるの...」
と言ってA君と同じ場所に立ち上を見た瞬間、
「キャーーー!!!」
っと言って友人に抱きつきました。
B君と友人が顔を見合わせ二人が上を見ると、
天井に首から下が無い男の顔がじっと友人達を見ていたそうです。
B君と友人もCちゃんと同じく叫ぶと、三人でいそいでA君を連れてトンネルを抜け出しました。
するとあることに気がつきました。さっきまでいたA君の両親がいないのです。
そして、急いでトンネルから一番近い友人の家に行くと、友人の両親が血相を変えて
「急いで中に入りなさい!!!」
と言ってA君をベッドに寝かせB君のお婆ちゃんとお祓いの人みたいな人が入ってきて、お婆ちゃんは部屋の四方に塩を置いて、お祓いの人は念仏を唱えました。
「ナンダーアーム.....」
のような言葉を暫く唱えたあと、お祓いは終わったようでB君のお婆ちゃんがあのトンネルの事を話してくれました。
実は、あのトンネルは昔は普通に使われていたそうなのですが、ある日酒に酔ったヤンキー達がトンネルを歩いていた塾帰りの
少年にカツアゲをし、少年がお金を持っていない事が分かると、鉄パイプで少年を何回も殴り、それでも逃げようとした少年を足で蹴って挙げ句の果てには体に火をつけて少年は苦しみながら死んでいったそうです。天井には血飛沫が飛んでそれは見るも無惨だったそうです。捕まったヤンキー達は、笑いながら連行されたそうです。
それからそのトンネルでは事故が度々発生し、ついにはトンネルを閉鎖するにまで至ったそうです。
それを聞いた友人達は顔が真っ青になりました。
あとから分かったことなのですが、A君の両親はあの時A君が助からないと思って子供しか行けないと嘘をつき、友人達を殺そうとしたそうなのです。
あれから何年か経ち、A君の両親はあのあとすぐ離婚し、A君はB君の家で元気に過ごしているそうです。
そして、ある日友人が学校から帰って来ると、友人の母親が、
「あらお帰りなさい。お友達も一緒なの?」
と言いました。
友人「え、誰も連れてないけど.....」
母「え、だっているじゃない、さっきからあなた
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- Aくんの両親の方が怖いし頭イかれてるな!あ
- 解決したんじゃないのけ?名無し
- 最後で…意味がわからなくなったのは私だけ?ヒメ
- 犬鳴きトンネルに似てる、まさひろん
- うーん通りすがり
- 最後のオチいらなかったわJoe Steel
- 意味わからんわ饅頭
- なんだコレ