
短編
校内放送
匿名 3日前
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俺は小学校教員。
初任者でまだまだ仕事に時間がかかる俺は、休日も学校に来ていた。
その日は日曜日の夜だった。
学校には俺しかいなく、また防犯の観点から学校には内側からも鍵をかけるため、合鍵を渡されている教員以外は誰も校内に入ることができない。
夜9時のかなり遅い時間だった。
俺は担任するクラスの黒板に明日の連絡を書いていた。
すると、黒板の上にあるスピーカーから
「ピンポンパンポーン♪」
といつもの校内放送のイントロが流れた。
俺は、誰か来たかな?と思っていると、
「○○先生(俺の名前)○○先生、職員室にお戻りください。」
俺はビクッとした。
なぜなら、その女性のような声は聞き覚えのない声だったからだ。
しかも、休みの日の夜の誰もいないはずの学校でである。
俺は行きたくなかったが、万が一の不審者の侵入や、あるいは知らない誰かが来校したことも考えて職員室に戻った。
だが、職員室には誰もいなかった。
職員室にある放送機器には異常もなく、近くや放送室も見てみたが、校内には誰もいなかったのだ。
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