
中編
呪われたコピー機
匿名 4日前
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った文だったのだ。
「え、ちょ...なんだよこれ」
ストップボタンを連打してもコピー機は動き続けている。
次第にコピー機は奇妙な文から何やら絵に印刷を切り替えていく。
その絵はコマ送りのようにカクカクと動き、俺はビビりながらその絵をじっと凝視した。
殺風景な部屋で何やら髪の長い女が俺と同じコピー機でケタケタ笑いながら印刷している。
女は大量に印刷された紙を手に取ると足元にばらまき、側にある椅子にゆっくりと登った。
「え、ちょ...おい」
女はケタケタ不気味に笑いながら吊るされた縄に首を通すとガクン、と首を吊って無残な姿になった。
そこで手元のコピー機の印刷は止まった。
「うっ...」
俺は強烈な吐き気に侵され、その場で吐いてしまった。
山積みにされた狂った文
その一番上の紙にはこう書かれてあった。
「死ね」 ...と。
間違いない。
さっきした「ガクン」という音は女の首を吊った音だ。
あの女が近くにいる...
俺は猛ダッシュで会社から出ると、
ずぶ濡れになりながら家に帰った。
次の日、
俺は若いセールスマンを呼んでコピー機を引き取ってもらう事にした。
セールスマンは不気味な表情で口を開いた。
「そうですか...あなたも見えましたか」
若いセールスマン曰く、そのコピー機は数ヶ月前、首吊り自殺をした女の呪いが込められているという。
俺はもう二度と中古の物は買わないと固く誓った。
もしあなたが中古品を買う機会があればよく考えて欲しい。
もしかしたらそれは何か...表沙汰にはできない理由があるのかもしれない。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(6件)
- どこかの小学生の作文以下のようなお話よりは、ましでおもしろいよ夢幻
- 中古品って怖いな俺も気をつけなきゃなブルー
- やっぱ読みやすいですね〜あ
- もっと出して欲しい……… 背筋を凍らせて欲しいです!!!いもけんぴ
- プロムさん ありがとうございます! 嬉しいですずん
- ずんさんの話、好きです!またお願いします!プロム