
長編
赤口さま
匿名 5日前
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「いろはにほへと」のほうで書きます。
そして裏面に自分の名前を書きます。
(Sの前の紙ならS、Hの前の紙ならHです)
一人目は二人目の方を向き二人目は三人目の方を向きます。
3人目は三角形の中央を向きその中心に赤口さまへの供え物と同じく50音を書いた紙を置きます。
(ちなみに「供え物」はSがどこからか拾ってきた野良猫でした。遊びでも気味が悪いと思いました)
「じゃあ始めるか」
Sに教わった通りに私とHは怪しげな言葉を紡ぎました。
順番はH→私→Sです。
H「一つ一人の恨みを連ね」
私「二つ二人の恨みを重ね」
S「三つ御霊を御呼びしたい」
(だいたいこんな感じでした)
果たして周りにはなにも変化はなくHが
「ははは、やっぱこんなもんか……」
その時でした。
辺りの空気が変わったのが感覚で解りました。
さっきまで何ともなかった空間が急に重苦しくなり言葉を発する事すらできません。
3人とも無言になり辺りが異質な静寂に包まれました。
見るとSが顔を真っ青にしながら手を4枚目の紙に伸ばしています。
指は文字を指し占め始めました。
「う ら み つ ら ぬ る も の を し め せ 」
次にHの顔が青ざめ自分の紙に指を這わせます。
「@ @ @ @ @ @(Oの名前)」
Hまでがおかしくなり私はこの場から逃げ出したくなりました。
しかし異変は私にも起こりました。
指が勝手に紙へ向かうのです。
そして紙の上で止まりました。
つまりは恨む相手を教えろという事なのでしょう。
「@ @ @ @ @ @ 」
自分の意思でOの名前を指しました。
正直ここまでの事が起こるとは思いませんでしたし、
もしや本当にOに何か起こるかもしれない。
そう思いましたがどうする事もできません。
そしてSの番が来ました。
Sの腕は中央の腕から自分の紙へ移り
「@ @ @ @ @ @ 」
こうして3人が3人ともOの名前を出しました。
もうこの後どうなるのか3人とも死んだような顔をしていたと思います。
するとまたSの腕が中央に向かいました。
「う ら み つ ら み し か と と ど け る
か わ り に く ち に の り を さ せ よ」
途端ビクンとSが震えました。
次の瞬間Sは猫に覆い被さります。
ボシュッ
そんな感じだったと思います。
Sは猫の首に喰らいつ
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chat_bubble コメント(13件)
- えーと、もう、三峯神社いってください。 付き物系ならはらってもらえますから! 見た感じ動物系みたいなので、大口さま(わんちゃん)でもきっと撃退してくれますよ。猫のきもち
- こんばんは 赤口です。 そろそろ素の味に飽きてきたので、マヨネーズやポン酢、出来ればチリソースなんかを用意しておいて下さい。 あとできれば、スープ的なものもあると助かります。赤口
- 最後のほうでSを見ると~ってあるけど、Hを見るとの間違いかな?それともSに会うために度々施設を訪れてるんだろうか?人面人
- 助けてあげたいのは山々なんですが、 私は嫌いな人とか憎い人、いないんです・・・しゆか
- そうです、気分が悪い話は嫌です霊子
- 怖いというよりグロ注意じゃんか 気分悪い菜々氏
- 絶対に呼びたくありません‼️(`_´)ゞブルー
- お祓いしてこいあ
- わざわざいろは歌にしてるのに中途半端な言葉遣いするな。口糊せよとのたまうのに喰い足りないってのも、面倒くさい神様だね。ギョロちゃん
- よびたくねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(O_O)(O_O)(O_O)(O_O)(O_O)^_^(O_O)天才小学生