
短編
心霊写真
匿名 2日前
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それは私が脳の病気により植物人間になるか重い障害が残るかの二択しかない程に重篤な状態を乗り越えた後に発見した写真の話です。
2009年の夏、私は副鼻腔炎が重症化し、脳にまで膿が行き渡ってしまい40度以上の高熱を出し意識を失い生死をさ迷いました。
倒れる直前までお台場や北海道に行くなど病気の兆候は無く、元気に遊んでいたので誰もが脳の病気など疑いませんでした。
さて、本題に入りますが、その楽しんだ夏の1枚に、私が病気になる事を告げているような写真が発見されました。
それは、お台場で弟と妹の真ん中に写った私の顔がこの世のものとは思えない、まるで別の誰かが乗り移ったかのような。
生気を全く帯びない土色の顔色、恨めしそうに歪む眉。唇も血が通っておらず、白に近く、目玉は弟を睨めつけているように右を見ていました。気持ち悪いのが、黒目が3つあるのです。中央に寄っている黒目、右に寄せられた黒目。
とてもこの世のものとは思えない、いや、自分とは思えない顔をしていました。
その写真を撮影したのは倒れる1週間ほど前です。
写真が私の身に起こることを告げていたのか、乗り移った悪い何者かに命を奪われかけたのか。
真相は分かりません。
写真は今も供養せず残っております。
現在は、もし何者かが憑いていたとしたら、皆さんが予想されるような人生を送っております。
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