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長編

深夜のドライブで見たもの

匿名 3日前
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北上していると、片側2車線、対向2車線の幹線道路のようなところに差し掛かります。 時間は24時を回っていました。 幹線道路といっても、当時はちょっとした保養施設(現在はリゾート開発されている)や父の勤務先だった拘置所ぐらいしか目立つ建物はなく、ひたすら何もない道を走るだけの道路。 コンビニもなく、ただただ一本道です。 山手に向かう道ですから坂ですし、ワインディングのようにカーブもいくつかありますので、60km/hほどで走行していた時です。 あるカーブを越えて走行していると、後方からものすごいハイビームで近づいてくる車があります。 「え?あんな車さっきまでおらんかったよな?」 これが第一印象でしたが、どんどん縮む車間距離を見て 「めっちゃ飛ばしてんな」 「だから、さっきまで気づかなかったのに急に近づいてきたんやな」 と思い直しました。 Kくんは、他に走行車両がなかったので右車線を走っていましたが、あまりにもすごいスピードで近づいてくる後方車両に恐怖を感じ、譲ることにしました。 まだ大学1回生で、免許も取りたてのKくん。 ちゃんと免許を取る時に習った通りに譲りました。 バックミラーを確認。 次に、左のサイドミラーを見て、左車線に後方車両が迫っていないことを確認。 ウィンカーを出して、左に車線変更。 と、ここまで来て予期せぬことが起こります! 左に車線変更をして、「早く抜いてってよ~」と車を走らせていますが、待てど暮らせど後方車両が追い抜いていきません。 右のサイドミラーを確認しますが、右車線には車がいない様子。 「え、煽ってくる気?」 「自分の車について後方車両も車線変更したか?」 とバックミラーも確認しましたが、やはり車の影はありません。 「え?どゆこと??」 と思い、目視でも振り返り、リアウィンドウから後方を確認しますが、どこにも車の影も形もありません。 カーブからここまでの道は真っ直ぐな直線道路で1kmほど。 対向車線との間には越えることができない中央分離帯が途切れることなく続いています。 道路の左側にも枝分かれする道路やけもの道のようなものもなく、本当にただ真っ直ぐな一本道。 「え?どこいった?後方車両どこに消えた?」 と半ばパニックになっていると前方にトンネルが見えてきました。 「うわぁ、嫌やなぁ」 「こんな状態でトンネル入りたくないな」 そう思いつつも、車は進み、交差点

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