
長編
深夜のドライブで見たもの
匿名 2日前
chat_bubble 0
3,935 views
私の友人であるKくんの体験談パート3です。
私は本当に霊感というものがなく、生まれてこの方金縛りにもあった事がない鈍感人間なので、毎回彼の話はある種のエンターテインメントとして聞いていますが、毎度心底全身が凍りつく思いをします。
伝え聞きで上手く書けない部分もありますがかつ「祖母の家で見た怪異」「祖母の家で見た怪異2」もぜひ、ご覧下さい!
これはKくんが大学生になった時のお話です。
実は私とKくんは大学からの友人なのですが、入学後友達になって間もない頃に
「聞いてくれ!昨日、ヤバい体験してん」と言われたお話。
Kくんは高校まで神戸市北区のS台という地域に住んでいました。
お父さんが刑務官?をされていたとのことで、H町にある拘置所の近くに家族で住んでいました。
Kくんが大学進学をしてからは、父方の祖母の介護などが必要になり、他のお話でも登場した大阪市のCという地域に家族で移住しました。
Kくんは大学入学後、久しぶりに中学からの友達であるMに連絡を取りました。
何の気なしに電話をしただけでしたが、他愛もない話をしているとすぐに時間も経ち、22時を回る頃でした。
ふと、Mから「お前、そういえば中学の時に貸したゲームソフト。借りパクしたまんまやんけ」と言われました。
K「いや、まだ持っとうよ。返しに行ってもええで?」
M「パチこくな(嘘つくな)や。絶対もう失くしてるやろ?」
K「マジでまだ持ってるって!電話代も高なるし、遊びに行くから、マジで返したらお前タバコ奢れよ?」
的な会話をして、S台までドライブをすることになりました。
Kくんの友人Mは神戸市北区のIという地域に住んでおり、このあたりは地元では有名な心霊現象が数多く確認される場所です。
自身も色々な心霊体験をしてきたKくんですが、良い意味で潔く、この日も友人Mと久々に会って話せる!というワクワクからドライブへの不安は一切なかったといいます。
交通費をケチるため、高速道路は使わず、下道を通ります。
大阪市のCから神戸市北区のI地域までは大体車で1時間半くらいの距離です。
地元の方なら分かるかもしれませんが、この時Kくんは国道43号線を西へ向かい、三ノ宮を少し西にいったN地区から北上するルートを選びました。
Mくんとは高校も一緒だったのですが、その高校がN地区にあったためです。
「懐かしいなぁ」
などと言いながら、N地区を右折し、I地域に向けて
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。