
長編
コピペ 危険な好奇心
匿名 2016年7月9日
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『オマエーっ!チクショー!オマエまで私を苦しめるのかー!』
と凄い叫び声が聞こえ、足がすくんだが、父が俺の肩を抱き、
二人の警官に取り押さえられた『中年女』の前に俺は立った。
俺は最初、恐怖の余り、自分の足元しか見れなかったが、
父に肩を軽く叩かれ、ゆっくりと視線を中年女に送った。
両肩を二人の警官に固められ、地面に顎を擦りつけながら
『中年女』は俺を睨んでいた。
相当暴れたらしく、髪は乱れ、目は血走り、野犬の様によだれを垂れていた。
『オマエー!オマエー!どこまで私を苦しめるー!』
訳のわからない事を中年女は叫び、ジタバタしていた。
それを取り押さえていた警官が
『間違いない?山にいたのはコイツだね?』と聞いてきた。
俺は中年女の迫力に押され、声を出すことが出来ず、無言で頷いた。
警官はすぐに手錠をはめ、『貴様!放火未遂現行犯だ!』と言った。
手錠をはめられた後もずっと奇声を発し暴れていたが、
警官が二人掛かりでパトカーに連行した。
そして一人だけ警官がこちらに戻って来て、
『事情を説明します。』と話し出した。
警官『自宅前をパトロールしてると玄関に人影が見えまして、
あの女なんですけど、、しゃがみ込んでライターで火を付けていたんですよ。
玄関先に古新聞置いてますよね?』
母『いえ、置いてないですけど・・・?』
警官『じゃあこれも【あの女】が用意したんですかねー?』と指差した。
そこには新聞紙の束があった。確かにうちがとっている新聞社の物では無かった。
警官が『ん?』
と何かに気付き、新聞紙の束の中から何かを取り出した。
【木の板】
それには《○○○焼死祈願》と俺のフルネームが彫られていた。
俺は全身に鳥肌が立った。やはり俺の名前を調べ上げていたんだ。
もし警察がパトロールしていなかったら・・
と、少し気が遠くなった。
母は泣きだし、俺を抱き締めて頭を撫で回してきた。
警官はしばらく黙っていたが
『実は、あの女、、、少し精神的に病んでまして。。。
○○町にすんでいるんですけど、結構苦情、、、
まぁ、同情の声というのもあるんですがねぇ・・・』
と、中年女の事を語りだした。
警官『あの女、1年前に交通事故で主人と旦那を亡くしてまして。。
それ以来、情緒不安定と精神分裂症というか。。
まぁ近所との揉め事なども出てきだしましてね。。
山で発見された【少女の写真】であの女の特定は出来ていたんですよ。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(9件)
- 病院以降の話はつくり話だと明かしてたな。反響呼んだから続編書いたんだと。名無し
- この話は有名らしいですけど、初めて読んだんで超怖かったです。やっぱり、人間が一番怖いですね.....。くろねこ
- 読んだことあるし 長いので次に行きます!まゆ
- これ、読んだことあるぞ… 人の名前もそのまんま…って思ったら、コピペでした。そらそーか!武蔵
- 怖すぎます。京◯府の話でしょうか? 私も京都在住でこの手の話は聞いた事があります。体験したとゆう人から話を聞きました。 あれは人間やけど人間じゃないと言っていました。複数で行ったらしいのですが、何人か精神的におかしくなり、入院したと言ってました。 作者とは場所が違いますが、有名な所があります。はら
- 主人と旦那を亡くして、って旦那と息子の間違いだよねたま
- 凄く長い文章ですね!時間も凄くかかったんじゃないですか‼️凄えブルー
- そこらの心霊話よりは断然怖い話ですね。 2chにでも貼られてたのかな?にしても、かなり凝っていて、30分かけて読んだ甲斐がありました。野獣先輩
- 所々誤字や「ハッピー、又はハッピー」だったかな?「又はタッチじゃないの?」と思わせる様な所も有りましたが、中々良く出来てます。 フィナーレは『happy end』かと思い感動仕掛けたのですが、おやおや残念です(笑) にしても、人程怖いものは存在しないですね!(笑) 淳くん『早く歩ける様になると良いです』 大変面白怖い話しでした! またの良き?w話しを期待してます! では 御機嫌よう〜!!オカルト好き