本当にあった怖い話

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中編
匿名
中編

匿名
2020年7月12日
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私の実家は岡山県の田舎町にあります。

そこには先祖代々が住んでいて、家自体も築年数が120年を超えていると聞いています。私が小さい頃は、この家には曽祖父母、祖父母が住んでいたので、よく彼らに会いに来ていました。

この話はこの家の不思議だと思った話です。

この家には、私が物心のついた頃から沢蟹がよくいました。土間や廊下、居間...どこにでも出没していたのです。

祖父が言うには、私の曽祖父が亡くなった頃から蟹が出始めたとのことです。

なぜここまで蟹が出てくるのかと、祖父は業者に頼んで調査をしてもらったこともあったそうですが、出所は不明だと言われました。

確かに家の周りには水路などはなく、蟹が好みそうな環境ではないのです。

また、近所の家には蟹は出て来ないそうなのです。

こうなってしまうと、もう諦めて蟹と共存するしかありませんでした。

4年前のことです。

祖母が癌で亡くなり、祖父は一人暮らしができそうにないので、施設に入所することになりました。

その家には住む人がいなくなってしまったのです。

そこで私と母は、この家の片付けをするために何度か足を運びました。

住む人がいなくなったあの家は、蟹の城のようでした。

あの家に5度目くらいに行った時のことでした。

母屋の物置の中から真っ黒になったある物を見つけたのです。

それは「矢立」という昔の筆箱のようなものです。その矢立には一つの特徴がありました。

というのは、蟹の装飾が施されていたのです。

その真っ黒な矢立を持ち帰り、磨いてやると、銅で作られていることがよくわかる黄銅色でした。

次にその家へ行った前に、祖父に確認してもらうため先に施設へ向かい、祖父に矢立を見せると、驚いた表情でこう言いました。

「この矢立はあんたのひいじいさんが大事にしていたもんやわ。いつからあるんかは知らんのやが、もっと古い代の先祖から受け継いでいたんだと聞かされたよ。」

それを聞いたときはそんなに古い物なのかと思うのみで他には何も感じることはありませんでした。

それから施設を後にし、あの家へ向かいます。家に入るとまたいつも通りに蟹を払い除けながら、家の中を進むものだと思っていましたが、そこには蟹が1匹もいません。

あれだけいた蟹が1匹もいない、逆に異様な光景を確認した私は、祖父の話を思い出し、全てが繋がった気がしたのです。

・蟹は曽祖父が亡くなってから出没し始め

たこと。

・蟹の装飾絵が入った矢立を見つけ、綺麗

に磨いたこと。

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