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長編

「宿のありもしない用件」

匿名 4日前
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怖くない 546
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だよ、 たまらねぇなあ…) って思った。 時間がドンドンドンドン、 経っていくんですよね。 ですが、 なにも起こらないんですよ。 一人で寝る事になったその部屋は…… (なんだ、 おい、 なんも起こらないなぁ……) って思った。 そのうち、 雨が降ってきたんだ (ん? なんだ、 おい、 雨か。 はー、 陰気だなあ…) と思って、 ひょいと時計を見たら、 もう夜中の十二時をまわってる。 (うわ、 こんな時間になってんのか。 なんにも起こりゃしないんだけど…バカバカしかったなあ) と思って、 寝ようと、 敷いてある蒲団の中に足を突っ込んでね、 さあ、 横になろうと思った瞬間、 (うわっ!) と、 寒気がした。 いる。 誰かいる。 気配がした。 (おい、 いるな、 これ) 一瞬なんですがね、 誰かが、 スッと通った。 そいつの、 かすかな息づかいが聞こえた。 どうも、 その気配がする。 おそるおそる、 周りを見たんですが、 誰もいない。 いや、 誰もいないんですが気配がしてる。 どこかから誰かが、 自分を見張ってるらしいんです。 (やだなー…、 よせよ…) と思った。 で、 もう一度、 部屋中をよーく眺めてみた。 と、部屋の隅にね、 古ーい鏡台がポンと置いてある。 その鏡の中から、 男がこっちをジーッッと見てるんだ。 (うわあぁあ!) って思って、 しばらくジーッッと見合ってるうちに、 (違うや、 あれ、 自分が写ってるんだ) 自分と目が合ったんですね。 (なんだー…) と思ったけど、 なんだかそれが、妙に気持ち悪かったんで、 見るのはやめようと思って、 そのまま蒲団の中に入っちゃった。 と、 そのまま、 いい気持ちで寝ちゃったんですよね。 ふっと、 目が覚めたら、 もう朝なんですよ。 あたりも、 すっかり明るくなってる。 (もう、 部屋に帰ろう…) と思って、 部屋に帰って来ると、 テーブルに並べてる。 「おはよう」 「おはようございます」 仲居さんが挨拶して、 同僚の方が、「おう、 おはよう。 おい、 どうした? 昨日はなんかあったかい?」 って聞いてきた。 「ああ、 夜中まで起きてたけどな、 とうとうなにも起きなかったよ。 そのうち雨が降ってきて、 お前、 陰気な気持

後日談:

  • 「信州の話し」 「枕」 「二階の死体」 「義兄の姉」 「ロケバス」 「ブルーのミニクーパー」 「ママの知人の男」 「ヘアピース」 「ポルダーガイスト」 「真下の怨霊」 「蚊屋」 「深夜に来た男」 「友人からの電話」 「郵送物」

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  • そうだよなぁ、だって、にんげんだもの
    1
  • 本名淳二じゃねんだよな…。
    (´・д・)
  • 句読点多すぎ
    aim
  • 読んだことある 稲川さんの話しか
    まい
  • あ、やっぱり稲川淳二か
    イリミナ
  • え?確かお酒自分で飲んでましたよね?確か12時前に一人でお酒飲んでたって、もしかして、時間が入れ替わったんじゃ?ないんですかね?
    ぼんばー50
  • まじおもろ まじで稲川淳二w
    なっちゃん
  • あなた本物の稲川淳二さんですか?
    ブルー
  • おもしろい
    よう
  • 稲川じゆんじ、生でみたいな
    消極ピエロ
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