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長編

「宿のありもしない用件」

匿名 3日前
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怖くない 546
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し、 よろしかったら見ていただきたい所がございましてね…。 私、 気になってるんですが…」 って言った。 ふたりは暇なもんですから、 聞いてみたら、 「こちらなんですけど…」 と、 案内されちゃった。 しょうがない ので、 ふたり、 ついて行った。 番頭さんはドンドンドンドン、 歩いてく。 後ろから、 ふたりがついて行く。 廊下をずーっっと、 歩いていった。 これ、 一本の廊下なんですが、 途中からなんとなく、 こうまわりが古くさい感じになってきた どうも旧館らしいんですよね。 ドンドンドンドン、 番頭さん歩いて行って、 ふっと部屋の前で立ち止まった 「あの、 こちらなんですが…」 って言って、 戸をツーッッと開けて、 カチッと明かりをつけると、 狭ーい板の間になってる。 それで、 また番頭さん、 トットットットッと入って行って、 襖をツッと開けて、 カチッと明かりをつける。 「あの、 実はですね、 この部屋からですね、 時折なんですが、 夜中に、 ありもしない用件の電話がフロントにかかってくるんですよ」 「それは、 誰かのイタズラ電話じゃないんですか?」 「いや、 うちにはイタズラなんかする人間はおりませんし、 いったい誰がかけてくるのか、 気になってしょうがないんですよ」 なんて話してるうちに、 ふたりのうちのひとり、 仮にAさんとしておきましょうか、 この人が飲んだ勢いでもって 「そうですか、 なんなら、 私が泊まって見てあげましょうか?」 って言ったの。 すると、 番頭さんも、 「そうですか、 そうしていただくと助かります。 ありがとうございます」 って言った。 ところがね、 もうひとりの方は、 これ、 嫌なんだ。 「悪いけど、俺はそんなの、気持ち悪くて、恐くて嫌だから。 俺、 嫌だよ」 って帰っちゃった。 で、 成り行きでもって、 しょうがない、 このAさんがその部屋で泊まる事になった。 そういう所に、 いざ、 ひとりになってみたらね、 これが、 どうにもたまらない。 部屋にはテレビもなければ、 話し相手もいないわけだ。 薄暗ーい部屋の中に、 ひとりでいるわけですよ。 しかたなく、ウイスキーをちびちび飲みながら、 (ああ、 こんな事、 安請け合いするんじゃなかったなあ…。 折角、 泊まってなん

後日談:

  • 「信州の話し」 「枕」 「二階の死体」 「義兄の姉」 「ロケバス」 「ブルーのミニクーパー」 「ママの知人の男」 「ヘアピース」 「ポルダーガイスト」 「真下の怨霊」 「蚊屋」 「深夜に来た男」 「友人からの電話」 「郵送物」

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  • そうだよなぁ、だって、にんげんだもの
    1
  • 本名淳二じゃねんだよな…。
    (´・д・)
  • 句読点多すぎ
    aim
  • 読んだことある 稲川さんの話しか
    まい
  • あ、やっぱり稲川淳二か
    イリミナ
  • え?確かお酒自分で飲んでましたよね?確か12時前に一人でお酒飲んでたって、もしかして、時間が入れ替わったんじゃ?ないんですかね?
    ぼんばー50
  • まじおもろ まじで稲川淳二w
    なっちゃん
  • あなた本物の稲川淳二さんですか?
    ブルー
  • おもしろい
    よう
  • 稲川じゆんじ、生でみたいな
    消極ピエロ
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