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中編

追いかけてくる子ども

chee 2017年10月12日
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私はとある乳製品を配達する仕事をしています。 乳製品だから、牛乳はもちろん、ヨーグルトも車で配達する仕事です。 ある家に配達していたら子どもが車の荷台に入り込んでいたので注意しました。 しかし、その子どもは私の注意も聞かないどころか、商品のヨーグルトを2個くらい勝手にあけて食べていたのです。 マヂギレです。 他のお客様にお配りする商品をあろうことか、勝手に食べてやがるのです。 相手は子どもとはいえ私はその子どもにてをあげて叱りつけました。 「他人の食べ物を勝手に食べるんじゃありません」 道路の脇の空き地に子どもを立たせてもう一発。 すると子どもは文字通り、鬼の形相に変わった。 やりすぎたかな、という後ろめたさとかで少し怯んだが、子ども相手に、ましてや悪いことをした子どもを相手にちゃんと叱らないとと、その子どもにちゃんと自分が悪いことをしたとわからせないと思いました。 しかし、その子どもは私の話なぞ聞きません。 他のお客様への配達もあるし、困った私は 「そこで自分が悪いことをしたとわかるまで立っていろ」 と捨て台詞を吐き、次の配達先まで車を走らせました。 バックミラーで子どもがちゃんと立っているか確認したがそこには子どもはいませんでした。 「もう反省は終わったのか」 なんて思いながら車を走らせました。 次の配達先で配達も終わり、また次の配達先へと車を走らせました。 何の気なしにバックミラーをみたらさっきの子どもが走って私の車を追いかけて来ました。 さっきの鬼の形相で。 走り方も子どもならではのバラバラのフォームでもなく、陸上選手のよいな綺麗なフォームでもなく、なんというか、不自然な走り方で。(一番イメージでしっくりくるのがターミネーターが車を追いかけてくる走り方) 「待てー!待てー!待てこのクソガキめ!殺してやる!殺してやる!地獄に落ちても殺し続けてやるー!」 なんて叫びながらあの子どもが追いかけてくるのだ。 どっちがクソガキだこのクソガキめ。なんて内心思いながら無視しようとしたが、この声が奇妙な聞こえ方をするんです。 車の外からではなく、耳元で、いや、もっと近い、耳の内側から聞こえてくるようでした。 私はなんだか怖くなり、スピードをだしてやり過ごそうとしましたが、次の配達先に到着したので急ブレーキをしました。 ごすっ と車の後ろから衝突音。 やっべ、さっきの子どもがぶつかってしまったか?と思い車を降りて車の後ろを

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