たんだよー」 あっけないですが、鍵の居場所はCちゃんのお父さんのカバンの中でした。 (何が黒い影だよ……) 少し恥ずかしい思いをしたその直後。 Cちゃんのお父さんは、「(私の名前)ちゃんも付き合わせてごめんな～」と言いながら私に向かってゆっくりと手を伸ばし、私の頭を撫でました。 背の高い彼女のお父さんの姿は、私が先ほど見た映像とぴったり重なったのです。 (こじつけ感が強くて申し訳ありません) さっきのやつあってたじゃん……なんて思い、この微妙に不思議な出来事はより私の厨二心に拍車をかけました。 おかげさまで中学くらいまで自分に霊感があると思い痛い言動を繰り返すバカでしたが、結局今の歳まで恐怖体験らしい恐怖体験はしたことがありません。 しょうもないお話ですが、読んでくださってありがとうございました。