怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。
ある昼下がりに子供とうたた寝をした。 気がつくとお昼の4時前で蚊取り線香が消えていた。 何よりも不愉快だったのは、屋台の電球のような生暖かい風だった。 なんだか汗とともに生臭い・・・ 空いた小腹が膨れるも、満足できるような記憶とは程遠かった。 パンッ、スー・・・ ...
これは、私が、体験したのでは、ありませんが、わたしの姉が、見たんです。 部屋の隣は、仏間なんですけど、夏のことらしいです。 仏間の方を見たらしいんですが、仏壇と障子の間に血まみれの女の人が立っていたらしいんです。 次の瞬間見たらいなかったらしいんです。
山の稜線に陽が沈む頃、ようやく私は目的の駅へと辿り着いた。 木製の古い駅舎は無人駅らしく、改札はおろか駅前にすら人影ひとつ見当たらなかった。 バス停の時刻表を見てみると、一日にたった二便しか運行していないらしく、すでに運行時間を終えてしまっている。どうやら目的地まで徒歩で向かうしかない...
僕が中学生の頃の話です。 当時から幽霊やUFOなどのテレビ番組が大好きで、ビビりながらも見てしまうタイプでした。 家族4人で、集合住宅のようなところに住んでいて、たしかA棟の402号室だったのを覚えています。 僕は年頃という事もあり、狭い家でしたが1人部屋をもらっていました。 その日は特...
高校の頃の話。 高校2年の夏休み、俺は部活の合宿で某県の山奥にある合宿所に行く事になった。 現地はかなり良い場所で、周囲には500m~700mほど離れた場所に、観光地のホテルやコンビニなどがあるだけで他には何も無いけれど、なんか俺達は凄くわくわくしてはしゃいでいたのを覚えている。 その日...
アイツを再び目にしてからさらに4日が経った。 当たり前かも知れないが首は随分良くなり、まだ痕が残るとは言え明らかに体力は回復していた。 熱も下がり身体はもう問題が無かった。 ただ、それは身体的な話でしかなくて、朝だろうが夜だろうが関係無く怯えていた。 何時どこでアイツが姿を現すかと思うと...
俺の妹さ、俺が17の時死んだのよ。今からもう8年前。 まだ6歳でさ。末っ子で、男兄弟ばっかだから、兄貴も弟も猫かわいがりしてたね。 でも、元々病弱でさ、ちっちゃくてさ。 でも、めちゃくちゃ可愛くてさ、ちょっとしたことでも、泣くんだよ。「兄ちゃん、兄ちゃん」って。いっつも俺の後ついてくんの。 ...
俺、結構婆ちゃん爺ちゃん大好きっ子で、月に2、3回は会いに行ってた。それで、俺が5歳のとき爺ちゃんが死んだ。当時まだ子供だったから、理由は教えてもらえなかったし、大きくなってからも聞いていない。爺ちゃんが死んでから5年ほどたって、俺が10歳のころかな。婆ちゃん家の爺ちゃんの仏壇がある部屋で俺は...
この話は20年以上前の話なのですが、 都内に住む私が何故だか祖父が住む福島県会津若松市にある山奥から市内にある自動車教習所に通って免許を取得した時の話です。 祖父の家から市内まで原付バイクで30分弱の距離を毎日通っていたのですが、季節はもうすぐ雪が降り出す10月後半、 最後の教習を終わらせ教官...
昔、自分が小学生だった頃の話。 皆さんは小学生の頃、ガチャギャをしたことがあると思うけど、アタリを出したことはあるかな? 「ガチャガチャでアタリ?」「アタリって何だ?」と思うかもしれないが、実は昔のガチャガチャにはカプセルの中に『アタリ』と書かれた紙切れだけが入っカプセルもあった。 ガチャガ...
このお話は私が16歳のクリスマスの夜に体験した不思議な出来事です。 小さな頃から私はサンタさんを信じていました。 これを言うと、笑われてしまいますが…。 世間はクリスマスとお正月で賑やかなムード。 「今日はクリスマスだね。何を作ろうかね。」 「チキンライスはとりあえず作ろうかね。」 「それか...
今回は 怖い話ではありません。 ふと 思い出したので 投稿させて頂きます。 5年前の秋頃 ある親子と出逢いました。 日頃から お付き合いのある お寺からの相談で ある親子の事で 力を貸して頂けないかと 連絡を受けました。 丁度 手も空いていたので 「いいですよ。」と返事をし その日の...
これは、私が18歳の正月の時期に体験した不思議で悲しいお話です。 「ヨシヨシ、栞は優しい子だね。お祖父ちゃんが大好きだったんだね。沢山泣くのはカッコ悪い事でも何でもないんだよ。おばちゃんと一緒に泣こう。」 中学三年生の時に祖父が亡くなった時に泣いてばかりいた私を優しく抱き締めてくれて頭を撫で...
その子を初めて見たのは 母親に連れられ 説法を聞きに お寺に来ていた時でした。 若い子には 退屈な話の様で 彼女は下を向いたり 庭を眺めたりしていました。 私は廊下の隅に座り その様子を微笑ましく思いながら見ていると 私と彼女の目が合い 彼女はばつが悪そうに 前を向き大人しく説法を聞いていま...
鉛色の空は暗く、今にも雨が降り出しそうだった。 この辺りの村は冷害の影響でここ数年凶作続きであり、村人は困窮の一途をたどっていた。 中には、村を捨てて家族で出奔する者さえ出てきている。 けいは額の汗を手拭いでぬぐうと、遠い目をした。 彼女の傍らには夫の稲吉が汗水たらして...
私は3人兄弟でこの話は長男の話です。 今から40年以上の前の話になります。 当時私たち一家は土間があるような古い借家を借りて住んでいました。 二階建てで縁側もあり借家としては立派な家だったと思います。 その家の二階には部屋が3つあり二部屋が普通の和室で一つは天井が吹き抜けになった物置部屋で...
お化けは出てきませんが、昨日実際にあった事をお話させてください。 昨夜、義母と2歳の息子と私、3人で夕飯を食べていました。 夫は交代勤務のため寝ていて、食卓には不在でした。 テレビは夕方のニュースが終わり、お天気キャスターが紹介する豆知識を横目に観ながら義母と話している時でした。 モ...
数年前、あるご家族が、都会から田舎暮らしをしてみたいと、某県の田舎町に引っ越して来たそうです。 その町には、都会の様な綺麗なマンションやアパート等の物件は少なく、田畑が広がる一画に密集して建つ古民家を借りたのだそうです。 外観だけ見れば、築年数はかなり古そうだったが内装は、畳は新しく、昔は...
小学校の修学旅行で泊った旅館での話です。 その旅館はとても古く、廊下なども少し薄暗かった記憶があります。 200人程の生徒と先生が泊って、ほぼ貸し切りという規模でした。 部屋は入って正面に和室へとつながる襖があり、右手にトイレ。 和室は奥に海の見える大きな窓があり、その手前には2~3人が寛...
当時私は高校3年生でした。 親が離婚していておばあちゃんと母、姉と私で暮らしていました おばあちゃんの家ということもありすごく古い家ですが私は温かみを感じ、好きでした。 一つを除いては。 物置部屋。といったらいいんでしょうか。 使わなくなったピアノや、ドレッサー、衣替えして着なくなった服を...