
長編
赤い車
雪の結晶 4日前
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と思ってガマンしていると段々と「・・って・・・してっ・・してっ」と聞こえて来た。運転席側の窓から聞こえる気がした俺は怖くなり直ぐさま車を出発させた。
なんだなんだ?と思って鳥肌たったが、その後は何事も無く家路に着いた。
今日は忙しかったせいか、疲れていたのですぐに寝る事にした。
「コラーっ!何してる‼︎」
は?何してるとか意味わかんね。何もしてませんよっと・・・
「⁉️」
俺は自転車を漕いでいる。しかもかなり必死に漕いでいる。
「⁉️」訳が分からない。何だこれ⁉︎
背後からパトカーのライトの気配。
慌ててハンドルを切ると勢いあまって激しく倒れこんだ。
もちろん、めっちゃ痛いが何が起きているのか状況不明だ。
パトカーから降りてきた警官も
「酔っぱらっているの!何で止まらないの!」と激怒している。
こちらとしても状況不明だったが、思わず「すみません‼︎聞こえませんでしたっ!」と叫んだ。
その後はパトカー内で検査。アルコール検知されず。取り敢えず解放された。
どうやら見覚えのある風景だ。数キロ離れてはいるがバイト先に向かう道の途中だ。
いまは何時だ。時計をしていないが多分明け方だ。空の端が明るい。
・・・この自転車はだれの?
俺は自転車を持っていない。名前も書かれていない。というか俺は何をしているのか訳が分からない。心臓のバクバクが止まらない。
取り敢えず、自転車を漕いで家まで引き返すことに。家の近くのコンビニに自転車をそっと置いて逃げてきた。
翌日のバイトで店長に前の晩の不可解な出来事を話すと、
「ふーん。若いから元気が眠っていてもあるんだね!羨ましい!ま、今日も頑張って‼︎」っと。
ムカつく。
その表情に気付いたのか店長は「あ、そう言えば駐車場の車は業者が明日回収に来るみたいよ」と話をすり替えた。
はいはい、そーですか。俺はバイトだし興味ないのね、車の事なんてどうでもいいですよと考えていたら。またまた店長が
「だから業者来たら。案内してあげてね」
だから教会の駐車場にあるんだし、教会の人がやればいいでしょうが!っと言いたかったが止めた。
その日の晩は真夜中目が覚めた。良かった、家に居る。ベッドの上だ・・・ホッとしたのも束の間、
・・よくあるパターンだか身体が硬直している。
これって金縛り?・・・と思っていると、また耳鳴りが始まった。
何処からか「・
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(9件)
- 放置車両を役所が回収してくれるなんて基本的にないはずですがあ
- 赤い車は声が聞こえましたか?サーチン
- 俺ゼッテー赤い車乗りたくないブルー
- 早く見つけてほしかったのかな?天才小学生
- 追い詰めた犯人を探して欲しかったんじゃ?
- 怖いわほんこわ
- 霊感があるといいますか、ありました。過去形です。時間作って後日、投稿しますね。ナルトン
- ナルトンさんは 霊感あるんですね。ココロ
- もちろん、これも実話です。続きがありそうですが、何故だか同じような事はその後起きませんでした。今でも思います。遺体以外に何を探して欲しいんでしょうか?ナルトン