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ストーカー

今は何ともないけど、私が若い頃ストーカーらしき人にあとをつけられたことがある。
大学が終わって電車で家に向かっていたとき。
あたりはすっかり暗くなっていた。
道を歩いていて振り返ると、私の数メートル後ろには黒い帽子を被った男がいた。
何か分からない違和感があったが気にせずに進むと、男はずっと同じ道をついてきた。
私はわざと道を曲がったり遠回りしてみたが、男はずっと私の後ろにいた。
間違いない、つけられている。
私は早足で家に向かった。
男も走ることはなかったが、私をずっと見てる感じがした。
そして両親や弟の待つ自宅に帰ってきたときはこの上なく安心した。
そのあとは、夕食を食べたり、テレビを見たり、お風呂に入ったり、友達にラインしたり、普段通りの生活だった。
そして夜、真夜中になぜか目が覚めた。
すぐには寝付けないということで、机の上のスマホを見に行った。
まだ3時かぁと何気なく窓を見た直後、私は信じられないものを見た。
私の部屋の窓から見える道路に、さっきの黒帽子の男が立って私の家を見ていた。
私は男の視界に入らないように部屋の電気は消したまま物陰から男の様子を見ていたが、男はずっと動きもせずに私の家を首や目を泳がせながら眺めていた。
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