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長編

右親指

匿名 2016年6月26日
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私(現在大学3年)は物心ついたときからよく「生きてはいない人」を見るようになっていました。 とは言っても私自身すごくビビリなために最初は見間違いだと思っていました。 私が高校3年のとき、体育の先生(元オリンピック体操選手)の教え子がしている整体を紹介してもらい、その家族は代々そういうものが視える人で、これは!と思い今まで経験したことを話したことによって、それらが生きてはいない人達だったということが分かったのですが… ちなみに 先生(教え子さん)は視える・感じる 先生の父は視える・祓える 先生の父方の祖母は祈祷師 でした。 ある夏の日、夜景を見に行こう、となり女友達A子と男友達Bと山の方にある公園に行くことになりました。(この2人は私に霊感があることを知っています) 少し降りたところはバーベキューもでき、海もありますがよく海難事故が起こり多数の人が亡くなっており今は遊泳禁止となっています。 私も小学生くらいのとき、バーベキューをしたり海で遊んだりしていました。 その日に海で泳いでいた人が溺れて亡くなった、ということもありました。 海底の差が激しくいきなり深くなったり浅くなったりと、それが原因で溺れる人が多数なのです。 夜になるとそこは暗く、あまり街灯もありません。実際「出る」と有名な場所です。 B「そこも行ってみようや」 Bの一言で行くことに。 周りに木々があるのですが、そこからたくさんのナニカがこちらを見ているようでした。 「やばいめっちゃ見られてる…」 そう思いながらもどんどん奥の方へ進んで行ってはいましたが気持ち悪くてギブアップ。 引き返そう、となりやっと夜景を見に行くことになりました。 その場所はもう少し上がったところにあり車で移動していきました。 5分くらいで着き、周りは少しの街灯と小さな公園、ベンチがありそこから街の夜景が見えましたが… A子「ここまできてこのクオリティー!?あんまりキレイやないやん笑」 B「確かにwこれまだ上行けるし、行ってみるか?」 ということで更に上に行くことに。 右と左に坂があり、どちらとも上がっていくことができるようでした。 この時私は、ふと「右はダメや」と思い、 私「右は行ったらあかんで!なんかやばい気がする…」 A子「私がゆうんやったら絶対行かんといてよ、B!!!!」 B「そんなん言われたら逆に行きたくなるやん」 そんな会話もしつつ、とりあえず左へ徒歩で登って行くと、一台の白いバンが止まっていました。 誰も乗っていない様子でしたがエンジンがかかりっぱなし。まずこんな気味の悪いところに来る用事ってなに… 私「まって、なんでエンジンかかってんの!?」 A子「もうあたしムリ!!!怖すぎやん!!泣」 B「誰もおらんやん。、、、中も誰も乗ってないで…」 この時点で私も今すぐ逃げたい心MAX。 しかし唯一男子のBは 「いやーおもろいやん!!なぁ、右行ってみようや」 禁断の言葉を… あまりにもひつこいので、結局右の坂を車で登って行くとこに。しかしこの坂、カクカクに曲がりっぱなしで道とは言えないほどの坂道。 それと同時に私の頭の中は危険信号鳴りっぱなしの状態。 「絶対に行くな!!!」と言わんばかりの警告でした。 もうすぐ1番上に着くかな、と言うところで 「バチンッッッ!!!!!!!」 右親指に猛烈な痛みが走りました。 いったぁ…なにこれ… と思い前を見た瞬間、車のライトに照らされて大きな神社のようなものが見えました。その右には灯篭のようなものが連なっており、バン!!!!!!とフロントガラスに白い服で髪がボサボサ、鬼の形相をした女の人が。 叫びたい一心でしたが、怖がらせばパニックになる…と思いどうにか堪え、車を回し急いで降りて行きました。 A子とBは流石にあの雰囲気に怖がっていましたが、女のことは見えていないようでした。 私も流石に気味が悪く急いで整体の先生のところへ行きました。 その話をすると 先生「そこ行ったらあかんって直感で分かったやろ?ご先祖さんが知らせてくれよったんやで?それを私が無理に行ったからご先祖さんが怒って右親指バチン!ってされたんや!まぁ俺もあそこで白い服の女の人見たことあるけど車の後ろ横切られただけやったわ」 右親指はご先祖さんのお知らせだったようです。 その女の人は何故そこにいるのかは分からなかった、と先生は言っていました。 しかし私が見た時は本当に怒り狂ったような顔でしたね。 その人たちの領域に入ってしまった、来るな、と発信していたのにそれを無視してしまったことによって怒ってたのかもしれません。ご先祖さんはそれを知らせてくれていたのでしょう。 後日A子とBにそのことを話すとマジでビビってましたね。 視えんくてよかった、とA子は半泣きでした。笑 結局あの白のバンも何故エンジンがかかりっぱなしだったのか分からないままです。 みなさんもここはヤバい、と思ったところは行かないほうがいいですね… 右親指には気を付けて。

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