
長編
廃墟探訪 精神病院編
匿名 5日前
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入することなど出来ず、それぞれ付き添いの者が強制的に購入する。
毎回2時間の時間制限があるので終了10分前からボチボチと片付けを始めるのだが結構な売れ行きなので持ち帰る商品などは殆ど無かった。
「今回も良く売れたなぁ」などと思いながらシングルハンガーを片付けていると・・・
視界の隅に何かが焼付いた。
目をやると全身、真っピンクの女性がこちらに近づいてくる。
ピンクのパジャマ、ピンクのスリッパ、ピンクのスカーフ、ピンクの髪の毛、ピンクの眉毛、ピンクの手袋・・・とにかくピンク尽くめなのだ!
一目で「あ!これがピンクばばあだ!」と判る徹底的なピンクだ。
しかし・・・
想像していたよりもずっと若く、どう見ても30代中盤位で中々の美人であった。
その異様な出で立ちとのギャップに固まってしまった私は「ピンクばばあ」に釘付けになった。
「ピンクばばあ」はドンドン近付いてくる。
私は我に返り、とっさに「今日はもう終わりですよ」と出来るだけやさしく言った。
次の瞬間、止まる事無く「ピンクばばあ」が私に抱きついてきた!
そして私の股間を弄りながら耳元で囁いた。
「私、サチコなの・・・もうすぐ殺されるの・・・」と・・・
突然の出来事と意外な言葉、そして「ピンクばばあ」いや「サチコさん」の淫靡な香りが若い私の動きを完全に止めてしまった。
一人のナースが「こらこら!また何してるの~」と割って入って来るまで動けなかった。
「今度来る時はピンクのパジャマ持ってきて貰わないとねぇ~」と言いながらナースは「サチコさん」を連れて行こうとした。
サチコさんは「今度なんか無い!もう殺されるんだから!」と言いながら暴れ出してしまった。
「キィー!キィー!」と甲高い奇声を発するサチコさんは職員4人に押さえ込まれ、引きずる様にエレベーターに乗せられ4階まで上がっていった。
こんなことは日常茶飯事なのだろう、職員もナースも別段驚いた様子も無く淡々と処置をしていた。
精神病院で有りがちなドラマのワンシーンでも観ているかの様な感覚であった。
「ピンクばばあ」いや「サチコさん」は文字通りピンクでエロでファンキーだった。
次の月・・・
また外販の日がやってきた。
今回はしっかりピンクグッズを仕込み「対サチコ対策」は万全だ!
病院に着き受付に挨拶をして2階のラウンジで準備を始めた。
一番目立つ場所にピンクのパジャマとネグリジェ、ピンクのバスタオルとフェイスタオル、ピンク
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- 成仏させられる主人公はちょっとないぬ
- なんやこりゃ真実を知る者
- これ、廃墟探検系の話というより、サチ子さんの話になってるねw 外に連れ出してあげればよかったのに。それはできないのかな?むーみん
- 最後のシーンがダイハード風に再生されるあ
- 最後の1文が( ・∀・) イイネ!翔
- 最後の1文が( ・∀・) イイネ!翔
- 常識のある人だ╰(*´︶`*)╯♡まんま
- 色々盛った気がする信人
- 最後でガン萎えなな
- ピンクのデルタは盛りすぎだな。 うけない。あ