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中編

踏切

匿名 3日前
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てきて(既に近くに居たのかも?)、踏切上の障害が解除された事を知るなり、何処かに通信したのか遮断機が降り警報器が鳴り始めたそうです。(普通は順番逆ですが、何かあった時はそうなるのでは?との話者の見解でした) 電車が通過して遮断機が上がる頃には、各々車に戻り、発進できる様に準備していたそうです。 Aさんが踏切を通過する際、最初に会ったワイシャツの中年男性とバスガイドさんは、踏切の近くの草むらに立ち、和かに手を振って見送って下さったそうです。 そこで、Aさんはふと疑問に思ったそうです。 そこの踏切って、田んぼのど真ん中みたいな場所なので、近くに民家も無ければ、当然にしてバス会社もあるわけでは無く、どうやってそのYシャツのおじさんとバスガイドさんは踏切まで来たのか? 車で移動中だったのであれば、自車を放置してわざわざ見送るだろうか? 何よりも、Aさんが1番気になっていた事が、見送ってくれたバスガイドさんの制服は、数年前にモデルチェンジしてて、その出来事が有った当時は、社員でその制服を着る者は誰も居なかったであろうとの事、そして最初に会ったおじさんがワイシャツに付けてた襟章がそのバス会社の社章だったとの事でした。 この話の他にも、踏切で立ち往生していた車を事故で亡くなった運転手さんとバスガイドさんの幽霊が誘導して、踏切外に車を出したなどの似たような話も有りました。 因みに、その踏切は今では跨線橋になり、悲劇が繰り返される心配は無くなりました。 かつて、踏切が有った場所の近くには慰霊碑が建てられ、鎮魂の詩が刻まれています。 亡くなられたお二人は、どんな気持ちで未来のこの場所を見ておられるのでしょう? そんな事を考えると、目頭が熱くなります。

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  • 死して尚、交通安全に奔走するとは。ご立派な乗務員さんです。合掌
    防空頭巾
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