
長編
宇宙からの侵略者
しもやん 3日前
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化的な背景が原因だとされているが、ホイルは異なる仮説を提示する。しし座流星群はおおよそ11月ごろに地球近傍を通過する。それが太陽風を受けて尾をたなびかせ、すばらしい夜空のショーとなって展開する。しかし実はこれら彗星の船団がウイルスを乗せており、それらの一部が地球に到達しているのだという。
※余談であるが、聖書にも猛烈に光り輝く星がやってきたあと、病気が蔓延したという記述がある。彗星が最接近すると昼でもなお肉眼で見えるほどの光輝を放つ。ユダヤ民族のライトノベルに信憑性があるのかどうかは怪しいけれども、この記録が事実なら彗星がウイルスベクターであることの証左になるだろう。
定期的に発生する病原性の高いインフルエンザ(1910年代のスペインかぜ、1960年代の香港かぜなど)の発症パターンを見ると、何十年かごとにの規則性が見られる。大流行の前には決まってある彗星が地球近傍を通過している。また流行のパターンも変則的である。ある地域から順繰りに感染が広がるのではなく、アメリカ大陸で始まったと思ったら次はオセアニアというように、まるでヘリコプターによってスポット的に病原体が播種されたように見える。そしておそらく、本当に播種されたのであろう。
3、彗星の環境について
宇宙空間に飛び交う強烈な宇宙線は生命にとって致命的である。いっぽう彗星は外装を雪で防御しており、また内部には有機物の塊がふんだんに乗っているというのが一般的な構造である。放射線によって外装に穴が開き、致死的でない適度な放射線が内部に入って刺激を与えれば、単純なアミノ酸ならごく簡単に生成される。そこまでくれば銀河に散在する無限個に近い彗星のなかのひとつで、DNAかRNA(おそらく後者であろう)の前駆体ができるのは時間の問題だったはずだ。
* * *
もしパンスペルミア仮説に多少なりとも正当性があるとしたら、どうだろう。
大流行している新型コロナウイルスは中国の水鳥を扱う家禽市場が、おそらく震源地であると思われる(「R・カーソンの亡霊 ウイルス編」参照)。しかしもし、それらが彗星に乗ってやってきた宇宙からの侵略者だったとしたら。感染パターンを見ると突如として各大陸に飛び火しているように見える。さらにくしくも流行は冬である。新型であるのも当然だ。それはいままで宇宙空間に隠れ潜んでいたのだから。
われわれはミステリー・サークル
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- 超好熱古細菌等の過酷環境微生物は、過酷な星で生きてると思います。Nanoarchaeota
- あの、本っっ当に意味不明なんですが!しゆか
- 科学者達がその可能性があるってちゃんと言えたらそれが凄い...北海道のモモンガ