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長編

近所の空き家

macky 2日前
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私が小学校3年生の頃に、ある話題の場所があった。 ものすごい広さの敷地がある空き家だ。 とは言っても、庭が異様に広いだけで、家はよくある日本家屋。 以前は人が住んでいた気がするのだけれど、気がついたら空き家になっていた。 小学校の通学路に面していたので、たちまち小学生のたまり場となっていた。 かく言う私も、その中の一人だ。 そして、いつからだろうか、噂が流れ始めたんだ。 殺人鬼がいるだの、幽霊がいるだのという、まあいかにもありきたりなうわさだ。 まだ幽霊屋敷などと言うには、あまりに新しすぎるので、恐れている人はほぼいなかった。 無論私達もそうだった。 当時エアガンが私たちの中では流行っており、学校帰りに公園に行って的当てなどをして遊んでいたのだが、さすがにエアガンを学校へ持っていくのはやばいということで、その空き家の庭に生えている雑草や、家の中に隠していた。 その日も、いつものメンバーで学校帰りに空き家に寄ってエアガンを取って遊ぼうということになった。 そこで、友人の1人、仮にSとしよう。 Sが顔をにやけさせ得意気に言った。 「今日はよ、取っておきのでかいヤツがあるんだ!」(ははーん、ライフル系のエアガンでも買ったんだな?) そんなことを思いながら空き家に到着。 Sが「デカいんで家の奥に隠したんだ、ちょっと待っててくれ」と言って家の奥に入っていく。 30秒くらいで、Sは戻ってきた。 私含めその場にはあと3人いたのだが、全員そのデカさに目を奪われた。 エアガンが?ああ、確かに大きなライフルだった。130cmくらいはある代物だ。 しかし、それではない。 大男がいたんだ、Sの後ろに。 180cmはあろうその巨漢は、Sの後ろからものすごい形相でついてくるのだ。 まるで、今まさに人を殺さんばかりの鋭い目だ。 当のSは、何故か気づいていない。 「おーい!これだ!すげえだろ!」 なんてライフルを自慢していたくらいだ。 すると、Sの左側から何やら光るものが見えた。 ナタだ。 巨漢にナタ、そしてあの形相。 只者じゃないことだけは小学三年生の小さな脳みそでもわかる。 最初に声を上げたのが、私だった。 「おいS!後ろ!!早く逃げろ!!」 一瞬戸惑ったSだが、後ろを見た途端、ご自慢のライフルを投げ捨て、一目散に逃げた。 私もとにかく走った。本気で。本気で。 走ってる途中で気づいた、全員とはぐれたことに。 必死に走っているせいか、足音は聞

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