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【実話】八王子の幽霊ホテル

匿名 1分前
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今から14年前、私が実際に体験した話です。 受験生だった私は北海道の田舎から上京し1週間程都内の大学の近くのホテルを転々としながら試験を受けていた。 そんな中、八王子にあるビジネスホテルに一泊する事になった。 少し古かったが繁華街の近くにあり、賑やかな場所にあるホテルだった。 初めての一人での東京に少し興奮しながら街をふらふらと歩き、食事を済ませ翌日の試験に備えて夜の11時頃には就寝した。 場所柄か酔っ払いの宿泊客が数名で大きな声で話ながら廊下を歩くのがドア越しに聞こえた。 少し騒がしいなと思いながら、ここ数日の受験疲れからかすぐに寝入ってしまった。 突然ガチャガチャとドアノブをひねる音が聞こえ、目が覚めた。 少し驚いたが、「まぁ酔っ払いが自分の部屋と間違えているんだろう」と気にせずドア側に背を向けまた布団に入った。 おそらく夜の2、3時頃だろうか?辺りもまだ暗く街も少し静かになっていた。 しばらくするとドアノブをひねる音も止まり、「やっと諦めたか」と少しほっとしていた。 しかし次の瞬間ある違和感に気づき一気に身体中の血の気が引いた。 部屋の中に人の気配がするのだ。 「え?入ってきた?鍵開いてた?」 しかし酔っ払いにしては様子がおかしい。 暗い部屋の中で明かりをつけようともせずにじっと立ち尽くしているのだ。 「違う。泥棒だ!」 当時、受験生を狙った詐欺やカツアゲなどのトラブルがあると学校から聞いていた私は咄嗟にそう思った。 しかし自分は丸腰だし、相手が刃物でも持っていたら大事だ。 取られて困るような高価なものも大金も持っていなかったので、このまま寝たふりをしてやり過ごそうと思った。 おそらく男性であろう足音と息づかいが少しずつベットに寝ている私に近づいてきた。 「もし襲われるような事があれば即反撃、部屋を物色するだけならそのまま寝たフリをしてやり過ごそう。」 そう心に決めて息を殺しながら布団の中で男の様子を伺っていた。 ゆっくりと近づいてくる足音は部屋の角ちょうど私が寝ているベットの足元左側で止った。 「ふぅ...ふぅ...」 静まりかえった部屋の中で男の野太い息づかいだけが聞こえる。 私は恐怖で身体がグッと強張ったが、もしもの反撃に備えて全神経を足元にいる男に集中させ様子を伺っていた。 ...おかしい。 その男はいつまで経っても 全く動くことなく、じっと私の足元に立ち

後日談:

  • 今でも営業しているホテルなので、名前や特定に繋がりそうな情報は差し控えさせて頂きます。ちなみにそのホテルの口コミや情報も改めて調べましたが、幽霊が出たなどの情報は一切ありませんでした。

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