
中編
危ない怪談朗読師
あ 1時間前
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然「キミ、僕に生霊飛ばしてるよね?」というDMが届いたそうです。
冒頭にも書きましたが、Aは既婚者であり、A夫妻は誰が見てもおしどり夫婦で、A自身もいつもご主人のことをいちばんに考えておりました。また、仕事や趣味で忙しい日々を過ごしており、そんなものを飛ばしている余裕なんて傍から見ても微塵もありません。この相談を受けた私はもうゲラゲラとおなかを抱えて笑ってしまいました。でも、Aは真面目なので、恩人になにか迷惑を掛けたのでは? と気味悪がりながらも、気にしていたようでした。
そんなAの話を聞いて、まず私が思ったのは、その怪談師はAを不安にさせて、洗脳し、なにか良からぬことに巻き込もうとしているのでは? と思いました。そして、とても心配になりましてネットでの検索を駆使し、件の怪談師について正体を洗い出そうと奔走しました。
すると、出てきちゃったんです。その怪談師が霊感商法グループに一時期所属していたとのことを。そのことをすぐにAに伝えると、Aも件の怪談師がなにか違法な薬物をやっているのか、あるいは統合失調症を患っているのかと考えていたところだったそうです。
上記のどれが正解だとしても、付き合い続けるのは危ないという結論に達し、twitterはブロックして、YouTubeのチャンネルも登録を解除し、一切関わらないようにしたとのことで、私も一安心いたしました。
ただ、まだ件の怪談師はYouTubeなどに動画を上げておりますし、twitterも閉じていません。
また、これは私が調べて判ったことなのですが、どうやら件の怪談朗読師は40歳前後にも関わらず独身の実家暮らしで、怪談朗読動画のYouTube以外で収入を得ておらず、いわゆるパラサイトニートのような生活を送っているようでした。興味を持っているものは心霊と怪談のみのようで、なにかしらの事情があって、生きている世界が狭くなりすぎてしまっているのかもしれません。
ここまでお読みくださったかたがた、ありがとうございます。オカルトというのは、あくまでエンターテインメントのひとつだということを忘れずに。くれぐれも怪談や心霊にあまりのめり込み過ぎず、他の趣味もたくさん持って自分の世界を広げるよう、どうかお気をつけくださいませ。
後日談:
- 怖くないと思ってらっしゃるかたは、オウムのサリンテロのことを調べてください。麻原彰晃も初めは面白おかしくメディアに出ていたものです。自分は大丈夫と思う気持ちに詐欺はつけこんできます。オカルト趣味を持つのもわるくないですが、どうか様々な趣味を持って、見聞を広げてくださいね。 皆様どうか怪談師としてのみで生計を立てようとしている人にはくれぐれもお気をつけください。堅気の本職を持たずに活動をしている人は要注意です。そして、今は修行も勉強もしていない素人でも、簡単にネット上で占い師にもなれてしまうご時勢です。特別な力もない(むしろ都合の悪いことをすべて霊現象として実話怪談にしてしまう)のに、ヒーリングだの言霊だのパワーだのを謳い文句にしているようなのはスピリチュアルハラスメントとも取れますし、迂闊に信じると危ない目に遭ってしまうこともあるのでは? と心配でなりません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(8件)
- 別にオカルト趣味に限った話ではないんじゃ? 見聞広めて逆におかしな方向行く奴もいるし、事実麻原っていろんなことにチャレンジして見聞広めたけど最終的にあぁなったし。怪談師
- 40のニートが1番の怖い話だった。 勘違いしちゃったんやろなぁあ
- ?????????????千太郎
- ???????るいかん
- この界隈はこういう話多いよ いくらでも盛れるジャンルだからね、ぶっちゃけ「怪談師」絡みならあの「Oみ」のやったことの顛末が1番エグいw もちろん人怖ね、みんなも気をつけてChief
- 生きてる人間の方が怖い、というオチ桂
- ❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓夢
- ハルナ様、納得しながら拝読しました。私も10年程前に、心霊写真だと思われる一枚を某霊能者に鑑定依頼として送りました。すると、直接連絡もなくサイトに私の写真が心霊写真として取り上げられいました。人物は私だけですが、勿論、目は黒く塗りつぶしてあるものの…。無断で写真を使うなんて!と憤慨しました。結果、そのサイトはクローズされましたが…ハルナさんの仰ることに共鳴しました。さら