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長編

夜間警備

匿名 3日前
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ました。 「誰だ!バレないとでも思ったか!警察が来るぞ!」 返事はありません。あちこち探しましたが、本当にいません。 確かにここにいるはずが。 すると無線がけたたましくなりました。 『おわっ…………おい、聞こえるか!?返事してくれ!……オッオッオッ』 「どうしました!?」 『オッオッオッ…………ドアを叩いてるのはお前か!?』 「違います。僕は厨房です!」 『……笑えない冗談はやめろ!』 「だから冗談じゃありませんて!」 僕は厨房から出て、近場の監視カメラに手を振りました。 『オッオッオッ……マジかよ……奴が…オッオッオッ…俺達の……オッオッオッ……警備員室のドアを叩いてる……?』 「なんですって?」 僕は走って店内から警備員室の方へ走り、少し遠くで観察しました。 確かに、暗くて良く見えませんが、何者かが警備員室の前で荒ぶっています。ドアを叩く音が響きます。それと、 「オォッオォッオォッオォッオォッオォッ」 という低い声。息継ぎするまもなく続きます。 さすがにそれをライトで照らす根性はありません。 『危険だ。君は何もしなくていい。とりあえず待機しよう。もう少しで警察が来る。何とかして戻ってきてくれ。』 「分かりました。」 踵をかえし階段を駆け上がります。 瞬間、警備員室の前の音のパターンが一瞬変わった気がし、嫌な予感がして二階の物陰に隠れました。 予感は当たり、奴が僕の後を付けてきました。 「オォッオォッオォッオォッ」 非常灯の明かりに照らされ、奴はパジャマ姿で、頭髪は皆無、酷く痩せてるように見えましたが、やたら脚が異様に太く見えました。 「オォッオッオッオ」 僕の姿を確認出来ず、奴はまた下へと降りていきました。 「ダメですね。気配を察知して付いてきます。足の速さ的にも外ルートだとそっちに着くまでに僕が追いつかれます。」 『そうか……音で何とかならんか?』 仮眠をとっていたAさんでした。 「音ですか?」 『ゲームよくやるからね。現実でも通用するかどうかは分からないけど。』 「音……よく無線の音聞かれませんでしたね。僕の声も」 『君の無線機をインカム外して大音量にして、少し離れたところに置いてよ。無線機置いたらなんか合図して。1分後に大声出すよ。それで引き付けてみよう。奴が釣れたらこっちのドアまで来て。5回叩いたら入れてあげる。』 「策士ですね(笑)分かりました。」 僕はちょうど店の中央、文房具売り場の床に無線機を置

後日談:

  • その後警察が到着し、奴を探しましたが既にどこかへ行っていました。 初めは信じてくれませんでした。何せ、奴の侵入経路が通気口で、通気口はとても人が通れるような広さでは無かったからです。 店の荒れ模様と監視カメラの映像を見て、信じてくれました。 後日行った映像の検証により、奴の動き方からして全身を骨折、又は脱臼していたという事実が判明しました。 骨折してもなお、動き続け棚を倒したり走り回ったり出来る奴の正体は未だに分かっていません。 以上の結論を見ての通り、奴はまだ捕まっていません。

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  • こわい怖い怖い怖い怖いっk
    あん
  • あの頃は私も若かった・・・驚かせてごめんなさい。
    黒柳徹子の中の人
  • 何の映画だよ、、、
    真実を知る者
  • マジキチと言い切る
    ゆーへー
  • 怖すぎです。警備の仕事なんて無理。
    根っこ
  • 人間でも幽霊でもなさそうだ。正体が知りたい
    はる
  • マジキチw
    しおん
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