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5才でかけ算やわり算のできる天才少年

とある幼稚園にとても頭のいい男の子がいた。
男の子は5才だが、ひらがな・カタカナ・漢字が書けて、たし算やひき算は勿論、かけ算やわり算、分数、小数などもできる。社会や理科の知識も小学校中学年並みだ。
発達検査の結果、彼の知能や精神の発達の速さは年齢の2倍だという。
つまり4才で8才並み、5才で10才、6才で12才。
検査の予測通り、彼が小学校に入学する際には中学生レベルの知識や思考力だった。
話し方も丁寧で大人びた感じで、教室で騒いだり間違ったことはしない。
教師からは大絶賛だった。
彼は小学校の内容は全て身についていたので、特別支援学級をつくり、その子だけの担任が中学や高校レベルのことを教えていた。
10才になると20才レベルに到達してしまうため、担任だけでは教えきれず大学教授などを呼んで授業を行っていた。
彼は将来どんな偉大な人物になるのだろう。
両親も学校もその他関わる人も多いに期待していた。
そして、彼が22才の新社会人になったとき。
会社の上司は、彼に期待するどころか常に頭を悩ませていた。
彼は22才にも関わらず、新しいことを覚えるのに時間がかかり、最新の機器などをうまく扱えない。
それでいてプライドだけは高く、叱ると不機嫌になり、自分のやり方に拘り聞く耳を持たない。
それもそのはず、彼の脳は2倍の44才になっていたのだ。老化が始まった彼の脳細胞は既に退化してきていた。
そして25才になったときには50才、30才で60才。
彼は今後どうなってしまうのか。
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