
短編
マトリョーシカ人形の怖い話
匿名 2日前
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今から三年前になりますが、当時大学2年だった僕は祖父母の家の二階でくつろいでました。二階で勉強をしていましたが、その時ドアがいきなり勝手に少しだけ開きました。当時は妹も来ていたので、妹のイタズラだろうと思い、気にしませんでした。しかしドアを開けて驚愕。 なんとそこには、誰もいませんでした。当時は部屋の窓も開いてましたが、風が全く吹いてなかったので、ドアが勝手に開くのは不可解です。開いたかと思うと、今度はドアが勝手に閉まりました。その部屋のドアは、古くてきちんと閉まらないタイプだったので、ドアがきちんと閉まるなら誰かがドアノブを握らないと閉まりません。 それなのに、ドアが勝手にしまったので、間違いなく誰かが閉めたことになります。その時2階には祖父がいましたが、祖父は自分の部屋にいたので、部屋に来てませんでした。その時、開いたドアの写真を撮りましたが、ドアの隙間から僕を見つめる男性の白い顔が写ってました。更に、ドアの上の壁には、子供のような小さい顔もシミでありました。しかし、この日以降祖母の家にあるマトリョーシカ人形に異変がおき出したのです。マトリョーシカ人形が、最初は南向きでその日から徐々に西向きに変わっていることに気づきました。そしてある日、完全に西向きに変わってました。それからしばらくすると、なんと人形が元あった所にないことに気づきました。探すと、なんとどう考えてもおかしな位置に、顔をうつ伏せにして落ちていました。更に落ちてから、うつ伏せのまま方向も変わってました。あの人形に魂が宿ってでもいたのでしょうか。ドアの件と何か関連があるような気もしました。
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