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中編

林間学校での出来事

匿名 2日前
怖い 60
怖くない 43
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小学5年生のとき、林間学校があった。 とある山奥の「青少年自然の家」という施設の敷地内にあるバンガローにみんなで一泊するというもので、夜は飯盒炊飯でカレーを作り、キャンプファイヤーをやって、その後はお決まりの肝試し大会が開かれた。 ひとしきり行事を終え、各グループ6名ずつに分かれて、それぞれのバンガローで寝る時間となった。 俺たちのグループでは当然すぐに寝る者など誰もおらず、お決まりの好きな人は誰だとか、馬鹿話をして盛り上がっていた。 そうして夜が更けていき、22時頃だったと思う。周囲のバンガローも徐々に静まり返り、大体どのグループも眠っているような気配が漂う中、うちのグループの一人が怖い話をし始めた。 「ここの青少年自然の家の噂、知ってるか?」 それは当然みんな知っていた。 数年前に起きた連続幼女誘拐殺害事件。そのうちの被害者の一人の遺体の一部が、ここのすぐ裏の山で発見されたというものだった。 それが事実だったのかは分からないが、当時は林間学校の前からその噂でクラス中が持ちきりだった。 その話をし始めた友人が、最後に言った。 「俺、昼間にこのバンガローの裏の森をみたらさ、石の上に人の血みたいなのがあったの見たんだよ」 半信半疑の俺たちを見て、彼はさらに続けた。 「今から見に行こうぜ」 正直怖かったけど、バンガローの全員がその気になっていたし、ノリが悪いとも思われたくなかったので、俺も見に行くことに了承し、先生が見回りに来ていないのを確認してから、俺たちは肝試しで使った懐中電灯を持って静かにバンガローから出て行った。 夜の森は真っ暗で、とても静かで、かなり不気味だった。 みんなでヒソヒソ「こえ~」とか言いながら、バンガローの裏手に回った。 先ほどの友人が先頭に立って山の中に少し入り、とある場所をライトで照らした。 「ここ、この石の上。ここに血みたいな赤いのがべちゃってついてたんだけど・・・」 そう言いながら彼が振り返った瞬間、彼の後ろの山の中に、ぼうっとうっすら白い塊が浮かび上がったかと思うと、人の胴体ほどの大きさのその塊がゆらゆらと左右に揺れ、やがてふっと消えた。その山で発見されたのは、バラバラにされた幼女の胴体部分だという噂だった。 俺たちは悲鳴を上げて一目散にバンガローに逃げ帰り、何事かと飛んできた先生にこっぴどく叱られる羽目になった。 後日。 林間学校で撮った写真が廊

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  • だ埼玉ですか?
    パクリ
  • え? 待って 俺、青少年自然の家行った事ある‼
    謹次
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