
その夜、俺はのぞみにメールを送った。
「今日は楽しかったよ。ありがとね。明日俺は・・」
みたいなメールだが、返信はすぐにはなかった。
まあ、忙しいか寝てるよな。
って思っていたが、やはり次の朝になっても経っても返信はない。
9時頃大学のSNSを開けると、のぞみが日記を書いていた。
日付は今日なので、もう起きているのは明らかだった。
青ざめる俺。
そしてのぞみの日記を何気なく読むと、
「何かよく分からないけど、妙に本気になる男がいて・・」
という内容の日記を書いていた。
しかもそれに対する友達のコメントが、
「昨日言ってた奴のことでしょ?」
「聞いた。そいつマジでストーカーなんじゃないの?」
「何、そいつ本気にしてんの?」
「あいつ、変な奴だと思ってたけど・・」
みたいに書かれていて、具体的な名前は伏せてあるが辛辣な内容だった。
それを見て青ざめる俺。
ストーカーって俺のこと??
もしかしたら他の奴の話かもしれないと言い聞かせながらも、落ち込む俺。
冷静に考えてみれば、女子たちのリーダー格の可愛い女の子が俺みたいな陰キャに興味を持つなんてあり得ない!
あのときの女の子たちの笑顔は、結局のところ社交辞令か、もっと言えば嘲笑に過ぎなかったということか・・。
・・・
その日の夜。
俺は憂さ晴らしに、街のオタク趣味の店に行っていた。
たまたま気に入ったものがなく何も買わなかったが、少しはショックが和らいだ感じがした。
そのあと街を歩いていると、どこかで見た顔が。
そこにはのぞみがいた。
背が高く、綺麗な顔、さらに学内で見るよりさらに綺麗な服装やメイク。
だが、のぞみの傍らにはお似合いの格好良い男がいた。
のぞみと寄り添って歩いていて、デートなのは明らかだった。
俺は逃げるように角を曲がった。
俺はショックで頭がいっぱいだった。
やっぱり、俺とあの子は世界が違うんだよ。
どんなに背伸びしてもあの子と付き合うことなんて出来ない。
俺は放心状態で家に向かっていた。
後日談:
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