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短編
ひいばあちゃん、ありがとう。
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ひいばあちゃん、ありがとう。

2019年7月1日
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僕は重篤なアレルギーを持っている。

特に卵を食べると、命の危険があるレベルだ。

これは僕が幼稚園児の時の体験だが、今でも

鮮明に覚えている。その時の話。

卒園式を間近に控えた年長の時、僕は誤って

卵焼きをしたフライパンで作った炒飯を食べてしまった。それから意識を失うまで5分とかからなかった。

気付くと、僕は沢山おじいさんやおばあさん、中には顔がぐちゃぐちゃな男か女かも分からない人などが居る真っ暗な所にいた。どう説明していいのか分からないが、とにかく怖かったのだけは覚えている。目の前には白い輪っかと黒い輪っかがあった。周りの人達がほぼ全員黒い輪っかをくぐっていくので、僕も「1人になりたくない!」と思って、黒い輪っかへ歩いて行った。

その時だった。目の前に見覚えのある人が立ちふさがった。「けんちゃん。」

ひいばあちゃんだった。

「なんでここにおるん?」

みたいな事を聞いたと思う。

「けんちゃんは白い輪っかへ行きな。」

ひいばあちゃんが優しく言った。

「でも、、、」

と言うと、

「絶対来たらあかん!!」

絶対に怒る事の無かったひいばあちゃんが、いつも笑顔を絶やさなかったひいばあちゃんが、

怒っていた。

怖かった。

急いで白い輪っかへ飛び込んだ。後ろを振り返ると、ひいばあちゃんがいつもの笑顔で、優しく笑っていた。前を向くと、眩しくて目を閉じた。

目を開けると、涙で顔をくしゃくしゃにしたばあちゃんと母さんがいた。

「ひいばあちゃんは?」

僕が一番初めに発した言葉らしい。

「...さっき、亡くなったよ」

ばあちゃんが言ったそうだ。

これを見ているあなたは、とても信じられないだろう。だが、僕の身に起きた、本当の話なのだ。

今でも、ひいばあちゃんが見守ってくれている気がする。そう感じる時は、心の中でそっと呟く。

「ひいばあちゃん、ありがとう。」

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はじめまして、よろしくお願いします。

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