本当にあった怖い話

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長編

玲姫の部屋

SHO 3日前
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からなくなった。 本当に…現実なの? 今日、学校に行ったのも、終業式が行われたのも、部活があったのも。 朋美が玲姫に憑依されたのも、4人が消えちゃったのも。 今までの出来事は全て、夢だったの? 様々な考えが駆け巡り、頭が混乱する。 「ねぇ…あなと一緒にいた可愛い子はどこへ行ったのかしら。」 玲姫は私の動揺など気にせずさらりと言う。 来宮さんの事だ。 私は慌てて来宮さんが倒れていた方向を見た。 しかし、いなかった。辺りを見渡しても、どこにも。 なんで…どうして…どこに行ってしまったの? 「どうやらあなたも、こちらの世界へ迷い込んでしまったのね。」 玲姫が可笑しそうに笑いだす。その笑い声も朋美の声そのものだった。 こちらの世界に迷い込む?なにを言っているの?どういうことなの? 私はこの状況に追いつけず、疑問が心の中で叫びをあげる。 玲姫の笑い声に混じって、カツーン、カツーンと音が聞こえる。 その音を聞き、再び恐怖心に襲われる。 心臓が張り裂けそうになり、喉の奥が詰まったように、息ができない。 それ程の恐怖だった。 私が恐る恐る音のする方を見るのと 「あらぁ〜。いつの間に」 と、玲姫が言うのが同時だった。 日本人形が私の横にいた。そして、私を見上げる。 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!」 思わず叫び声をあげる。 人形に目はなかった。真っ黒に濁った闇のようだった。 そこから、真っ黒な涙がドロドロと流れ続けていた。 人形の手が私の体を触ろうとしていた。ニタニタと笑いながら。 それを見たのを最後に、私の意識が遠のいていく。 「また会いましょう…永遠に。」 最後に聞こえたこの言葉。 いったい、誰が言ったのか。どういう意味なのか? 私には…分からない。 … うぅ、頭が痛い。 今日は終業式だというのに、朝から激しい頭痛に襲われていた。 しっかり寝たのにな…。 市販の頭痛薬を飲み、自転車で学校に向かう。 しばらくして、後ろから 「せーんぱい!おはようございます!」 来宮さんが元気に挨拶してきた。 「もうすぐ夏季大会ですからね。張り切っていかないと!」 「あ〜!そうだ。今日も部活あるんだった〜。」 すっかり忘れていた。 途中で岩崎さんと水澤さんにも会い、一緒にお喋りしながら登校した。 教室に入り自分の席に着く

後日談:

  • 誤字脱字を訂正したり、より読みやすい文にするため、よく書き直しています。ご了承ください。

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  • あれっぽい。夢水清志郎。
    するめ、
  • 結局吹奏楽の話は?
    レイ
  • なるほど。
    シグナル
  • すごいおもしろいお話でした!
    ま こ と
  • これ本当にあった怖い話ですか?本当に?どう見ても小説家が書いたとしか思えないぐらい、よく出来てますが?
    ぼんばー50
  • これはほんとうにあった怖い話じゃない これは第3者が書いているようだ。
    教授
  • 本当に、人がいなくなったのかな。
    まっぴー
  • ループしてますねぇ~
    わーい
  • 怖い(^.^)!
    ボルケーノ
  • 永遠にね
    みっち
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