
長編
スーパー銭湯
(;¬_¬) 4日前
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岩盤浴に行っている間に一旦喧嘩は終了したが、おっさんと喧嘩している間に日焼けマシーンの順番を抜かされたと主張するブラザーが「俺はならんでいたんだから次、俺な」という感じで再度割り込みをし、これに再びおっさんが激怒したそうだ。
ブラザーは女性従業員に対して、
「僕は、ちゃんと並んでいました。でも、この人と言い争っていたので順番を抜かされたんです。」
と言っていた。
私は、
「いい加減にパンツはけよ、ブラザー。ここはニューヨークじゃないって!」
と思いながら、「警察」という言葉に弱気になったチキンのブラザーを見ていた。
その時、私はふと思った。
①脱衣所で人を待っているふりをしておっさんとブラザーの喧嘩を見ているギャラリー達
②男湯の脱衣所にいる女性従業員
③説教するおっさん
④そして、ニューヨーク・スタイル(全裸)のブラザー
これは、
「女性が全裸の変態に会い、その変態をおっさんが捕まえ、それを野次馬がみている」
という光景ではないかと。
そう思うと、ブラザーの言うことがすべて上記の設定で聞こえてきた。
ニューブラ「警察呼んでもいいですけど、一課の人を呼んでくださいね。」
私の心の声「ブラザー、迷惑防止条例は生活安全課とかじゃないか?」
おっさん「お前、もう無理だよ。諦めろよ。」
ニューブラ「分かりました。警察呼びましょう。でも、僕はそういうシステムとは知らなかったんです。」
私の心の声「全裸にシステム? いや、違う違う! これは日焼けマシーンの順番で喧嘩してるんだった。喧嘩していたら並んでいないことになるというシステムのことか?ブラザー」
もうブラザーの言うことが、
「私は故意で脱いだんじゃない。事故だ。事故なんだ。だから警察だけはやめてくれ。謝るから。パンツはくから。」という変態露出狂の言い訳にしか聞こえなくなってきた。
その後、ブラザーがどうなったのか、私は知らない。
しかし、「日焼けマシーン」を使うときは順番を守らないと大変なことになることだけは分かった。 完
*ニューブラ:「ニューヨーク・スタイル(全裸)のブラザー」の略
*「私」が実際に体験した「本当にあった怖い話」シリーズ
① スーパー銭湯
② 扇風機おじさん
③ 喪黒兄
④ 「死」の概念
⑤ 自転車チャンピオン
⑥ スネオ系男子
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- 悪く無いね^^うんこりん
- 他バン行けや!環七
- 私は日焼けマシンを使ったことが無いのですが、2人一緒には使えないのでしょうか…美尻自慢の中年男性
- ニューブラwwここに入力して下さい
- 面白いまい
- 銭湯で喧嘩ってブルー
- 今までで一番怖かったですにゃんこ
- 面白い話ですね(褒め言葉)a100-7
- コメントありがとうございます。 映画の実写化狙っています。
- 語り手の人が面白いww_