
長編
グーグルマップから抜け出た霊
匿名 6分前
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今回の私の心霊体験は、その現象自体はありきたりの「軽めの現象」だから、欄外の「怖くない」ボタンをクリックしようと思うかも知れないが、この体験は誰にでも起こり得ることで、もし自分の身に起こったら、と、考えるとゾッとすることと思う。
現実世界の霊と、ネットやDVD、SD等の記録メディア等のデジタル霊とでは明確な違いがある。これは私の経験上のことだが、前者の霊は霊感がある者でないと存在に気がつかないことが多々あるのに対し、後者の霊は霊感のあるなし関係なく、霊障を及ぼしてくる。私は後者では、ネットと記録メディア、両方での体験がある。
2023年8月11日深夜、私は松山市の中心部のあるルート上にある心霊スポットを探していた。翌日、愛媛県美術館へ行く予定だったが、松山市の中心街へ行く時は駐車料金を節約するため、いつも離れた地にある無料の駐車場を利用していた。美術館等のある城山公園へ徒歩35分程の距離の場所。
その駐車場から美術館までの徒歩ルート上に、何か心霊スポットはないものかと、ネット検索していると、「松工裏の公衆電話ボックス」が引っ掛かった。
そこでは過去、女子高生や教師、或いは教会のシスター等、複数の女性が殺害されたとか、近くで殺されようとした専門学校生(或いは短大生)が、ここまで逃げてきた所で殺された等の噂がある。実際、1974年には近くで専門学校生が殺害された事件があったようだ。
心霊現象としては、夜、電話ボックスのガラスに女の顔が映るとか、いきなり電話が鳴って受話器を取ると、女の声が聞こえる等々。
この案件をネットでしばらく調べた後、詳しい場所を特定するため、Googleマップを開いた後、グーグルストリートビューで確認していた。そして、それらしき電話ボックスを確認すると、北や南、西と、様々な角度からストリートビューで見ていた。
場所が完璧に分かった後、入浴して床についたが、既に日付は8月12日に変わっていた。
床について何分経った頃だろうか。いきなりベッドの横で「ガシャーン!」と何かが倒れた音がした。
照明をつけて確認すると、それは踏み台の上に置いていた小型扇風機だった。その時は何も考えず、安定感が悪く、たまたま倒れたのだろうと思い、扇風機を直すとまた照明を消してベッドに入った。
それから、数分から10分以内のことだったと思うが、今度は枕元のラックに置いていたメモ帳のページが擦れるような音がして
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- 大工の棟梁が地鎮してもらわないこともあるのかたか