りながらも時間が経つにつれて徐々落ち着きを取り戻していきました。 　12時ごろになって安心した3人はベッドでスヤスヤ眠りに落ちました。 　しかし、、、、 　朝の4時ごろです。何か変だと感じて3人ともほぼ同時に目を覚ましました。外が薄明るくなって行く中、となりの部屋から言い知れぬ雰囲気が漂ってくるのです。見たくはありませんがとなりの部屋を確認しないことには気持ち悪くて、この部屋にいられないと思い、意を決して3人でとなりの部屋に突入しました。緊張して部屋を見渡しました。が、特に変わった事もなく、ホッとして部屋に戻ろうとした時、急にテレビが砂嵐になったのです。コンセントは抜けていることは確実なのに、砂嵐が不規則に点滅していました。 　もう無理だと思った私たち3人はその部屋をでました。その後コーチは残りの期間私たちのコテージで寝泊まりしました。 　合宿から帰ってきて3週間ぐらい経ち、この話が一つのネタぐらいになってきたある日コーチが私と同級生を呼んでコーチ室で私たちに話したいことがあると深妙な顔をして話してきました。 　「地デジ化した今、テレビで砂嵐って無いはずなんだ。」と一言。 　私たちは気味が悪くなってその話題には2度と触れませんでした。