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長編

銅の出る村

匿名 2時間前
怖い 1,049
怖くない 828
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じゃ」 「本当に行くん…?」 「当たり前じゃ」 『お前ら行くのはもう止めんが建物の中とかは絶対入るなよ。辺り歩いてヤバいと感じたらすぐ帰ってこいよ』 出発際に克が言った事を思い出した。 車から降りて懐中電灯を照らす。 懐中電灯を左右に振り大まかに全体を見ると、まさに廃村。 草が茫々に茂り銅山の会社が建てた全く同じ形、同じ大きさの平屋建てがずらり。 「不気味過ぎ…」 千秋が笑いながら言った。彼女は恐怖を楽しんでるようだった。 「ど…どっちに行くん?」 千秋の友人・裕子が怯えたように言うと、沢村が「とりあえずグルッと回ってみよう」と言った。 全く同じ形の住宅の間を抜けるように歩く。 全て木造。ほとんどのガラス窓はバリバリに割れている・・・ 時々、懐中電灯を持った沢村が割れた窓の中を照らした。 腐りかけた人形や染みだらけのカレンダー・・・生活の跡・・・不気味。 僕は霊感ゼロ…しかし、もう怖くて怖くて…本当に嫌ぁな感じがしてきた。 「もう、やめようや。帰ろう。ここは真剣にヤバいわ」 住宅跡の端まで歩いたとこで最も臆病者の友人・川西が私の気持ちを代弁してくれた。 しかし… 「あれ?ここの家だけ小さいぞ。つーか…窓も無いし家か?ここ」 沢村が懐中電灯で一軒の家を照らした。 住宅は全て長方形で統一されてて玄関も同じ方向にあるのだが、この建物だけ正方形で玄関が同じ方向に無い。 「入り口どこよ?」 正方形のうちの三方に入り口は無く村の本当の端っこ。 そちらには小山しかないという方向に入り口が。 そして、その山には小さな石碑がびっしりと… 「これ…墓じゃないのか?」 「もう無理!帰ろうや」 「ちょっと待てや。中覗いてみよや」 沢村がそんなことを言い出した。 玄関のある裏手…山のふもとには小さな石碑がバラバラに立っていた。 石の大きさもバラバラ。並びもバラバラ。 しかし明らかに人為的に立ってる石。 「…これって、お墓?」 「もう帰ろうや!こんな場所にこんな時間にいたら本当に祟られる!克が言うてたろ!マジでヤバいって!」 さすがの沢村も「これはヤバいわ。帰ろう」と震える声で撤退宣言…が突然ガシャン!と大きな音が。 『ギャッ!』 振り返ると千秋が、その正方形の玄関を開けていた。 (バカ!) そしてスーッと吸い込まれるように入っていく・・・!!! 沢村がその方向を懐中電灯で照らしながら「入るな!」と叫んだ。 裕子は半狂乱で「千秋ぃ!」と金切

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  • 面白さもあり、何気に怖い(・・;)
    匿名
  • 最後の意味がよく分からなかった
    みるき
  • マジですかぁ…((((;゚Д゚)))))))
    ヒメ
  • 終わり方が・・・((;゚Д゚)ガクガクブルブル
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