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君が、いない
中編

君が、いない

calm 2016年7月24日
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わたしはずっと心のなかでじっと飲み込んでいた想いがあった。 本当に愛し合っていた。教え子の生徒が3日前に、学校の屋上から飛び降りた。 本当の真実を突き止めようとして、5年3組のクラスの子供たちに白い紙でアンケートを、とった 答えは、クラスの、なかでいつもおとなしい感じの、雅くんが、紙にかいて教えてくれた。 私の教え子のすごく愛してた。よっちゃんを、いじめでおいこんだのは隣のクラスの、女子グループの、夢ちゃんと花ちゃんと愛ちゃんということが、わかった。 復讐心が、沸き上がって来た。 この3人を、必ずヤってやる。 そう思ったので まず、花ちゃんを、体育かんの裏に呼び出して問いただした。 『よっちゃんの、ズボンを脱がせていたずらをする計画をたてたのは誰??』 花ちゃんは、しれっとした顔で答えた 「あーあんた? よっ君と、屋上で、したんでしょ?答えなさいよ だいたい、マジなんなわけ??意味わかんない偽善者め」 わたしは一度心のなかで得ずいたが、少し間をおいて返す 《《《あなたこそ、なんなのよぉお?‼私の、私だけのよっちゃんは、あなたたちは、追い詰めたのよ。》》 花ちゃんは、そんな私の顔を、見て膨れっ面で、黙る。 《あなたたちのせいよ、あなたたちのせいなのよ、なんとか言いなさい》 急に下げていた顔を、起こして花ちゃんが、形相を、変えて私に歩み寄ってきて胸ぐらを、つかむ 『あんたのせいじゃん、全部あんたが、悪いんだよ、40のババアのクセに わたしの、彼氏に手を出して。よっくんは、ずっと悩んでたんだ。あんたに学校の担任の先生のあんたに誘われたって、どうしても断りきれなかったって。きずいたら、いつの間にか裸で、あんたの事を抱いてたって』 わたしは、思わず花ちゃんの、ほっぺたを、衝動的にひっぱたいてしまっていた。 『ごめんなさい、私、どうかしてるわね。』 ムッとして、花ちゃんが、ぎらりと睨み付ける わたしは、頭にきて、また花ちゃんの、顔を、叩く。 《大人は、すぐ、暴力で、解決しようとする。わたしは、所詮愛ちゃんの代わりだから、夢ちゃんの代わりだから。》 わたしは、初めてその時初めて理解した。わたしは花ちゃんと夢ちゃんと愛ちゃんの、代わりだと、最初から、体の関係だけだったんだと 《発狂して嫉妬して怒った愛ちゃんが、トイレに、よっくんを呼び出して・それからトイレの個室で、睡眠薬を飲ませて、三人で、運んで 仕方ないから、眠ったよっくんを、屋上から、落とした。仕方なかったあのときは、ああするしかなかった。》 わたしは、陶酔してしまった。花ちゃんは泣きながら答える 《よっくんは、三人みんなのものだって約束したのに、私たちは、友達だ、って約束したのに》 雅くんがトイレで見たのは、よっちゃんが、本当に、花ちゃんと愛し合ってる姿だったのだ。 もうわたしは、声も、でなくなっていた 花ちゃんは、教えてくれた 幽霊になった、よっくんが、家の玄関に、じっと笑顔で、たっている。 わたしは今も、あの出来事が、忘れられない 今も、夜さえねむれない 忌まわしき罪にさいなまれながら 今も、わたしは生きつづけている。

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