
長編
廃病院にて
匿名 3日前
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A「かもね」
C「手、合わせとく?」
B「うん、そうしよ」
私「その方がいいと思う」
私達は位牌に手を合わせ、霊安室へと向かった。
私「うわ暗い…」
A「ちゃんと照らしてよ」
私「分かってるって」
C「ねぇもう帰ろ?ここヤバいよ。私達危ないって」
B「もう少ししたら帰るから」
突然、Cが怯えて泣き出す。
私「ちょ、あのB、えっとC頼むね。A、Cどうする?」
A「車に連れてったら?これ車の鍵。勝手に行かないでよね?あ!ねぇしゆか、あそこ気になるんだけどちょっと見てみようよ」
私「え、うん。BにCをよろしく」
B「分かった。後で報告ヨロシクね」
私「はーい」
C「ヤバい、ヤバいよどうしよう。ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……!」
B「C、一旦車行こ?」
C「うん。ありがとB…」
あのCの様子は、嘘や演技などでは無かった。
私「ちょっとA、どこいるの?」
A「しゆか。私はここだよ?」
私「BとC、車行ったよ」
A「そっか。ねぇしゆか。こっち来て?ここ本当にヤバいかも」
私「何〜?……………え、」
私は言葉を失った。
そこには。
夥しい量の血と位牌があった。
霊安室なら位牌があってもおかしくないと思う。
だが、何故か早く行かなければ、逃げなくては。そう思って咄嗟にAの腕を掴み病院の外へと向かう。
途中、誰かに追いかけられている様な感覚になり、更にスピードを上げる。
とにかく怖かった。
位牌はともかくとして何故血があんなに?
あの階段の位牌で引き返せば良かった。
後悔先に立たずと言うけれどあれは本当だ。
Aの車に乗り、助手席に座るとAに文句を言われた。
A「ねぇ何で急に走り出したの?」
私「あそこ…危ない、気がした、から」
C「A、しゆか。さっきBと一緒にこの病院の事
調べたんだけどさ…
あの霊安室、新興宗教に使われてたんだって。
何かその宗教ってのが『人を生き返らせる』とか
を目標にしていたらしくって不治の病で亡くなった人で実験を行っていたとか書いてあった…」
私「え、じゃあさ…もしかして今もここの施設に来て実験?してるのかな」
B「そうかも。……ねぇしゆか、A。血とかって…見てない、よね?」
A/私「見たよ?」
B「マジか…いや見たからって何か起こるわけじゃ無いんだけどね?でもその血って、生き返った人の吐き出した物らしいよ」
A「…触らなくて良かった」
私「それな」
その後、私達は一旦コ
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