ました。すると皆んな 「うん、来てた…」 「窓叩かれたし」 「煩かったから怒って職員室戻った？」 「いや、戻って行く影は見てないで」 「俺も見てない」 「そういや、足音聞こえんかったよな？」 と、不安からか口々に喋りだし少しパニック状態に 「ちょっと廊下見てみよか？」 と男の子が1人廊下の様子を見てくれました。 「…誰も居らん…」 「いや、絶対誰か居ったやろ？」 と何人かが廊下を見ましたが、誰も居ませんでした。 皆、これはおかしい…と更に不安が広がりました。 というのも、南校舎には階段が1箇所しか無く、2階に降りるにはもう1度教室の横を通らないと行けないんです。 でも、人影を見たのは先生が来たと思った1度だけ。 まだ廊下に居てるはずなのに… （外に繋がる非常階段は各階あるけど、アルミ扉？で開け閉めする時に結構大きな音がします） 「先生遅過ぎる！何で来ないの？」 「職員室に行こう！」という事になり 私と後2人で1階にある職員室に行きました。 すると先生はまだ職員室に居たので 「先生！何で来てくれへんの？」 とキレ気味で先生に詰め寄りました。 先生は電話対応していて行けなかったとの事。 「ごめんごめん」と軽い感じで謝っていました。 先生に 「さっき1回教室の前まで来たやんな？ 　煩くしてたから怒って 　また職員室に戻ったん？」 「先生、廊下の窓バンッ！！て叩いたやろ？あれ皆ビビってたねんでw」 「本間あれビビったーw」 「次から静かにするから、もう窓叩かんといてな」 など言うと、先生は 「え？ずっと職員室に居ったけど？」 私達「え？いやいやwww」 先生「え？」 私達「え？…」 私達はさっきあった事を先生に言うと 「あー出たか…お前ら煩すぎて 　怒らせたんちゃうか？w」って… 私達はビビりながら先生にくっ付いて 教室に戻ると、待っていた子達も私達と同じ事を先生に言っていました。 やっぱり、さっきのは幽霊やったんやと 授業どころではなく、受験対策のはずが全然集中出来ませんでした。 そして、次回から受験対策の特別授業は 別の教室で行われる様になり 私が中学時代、南校舎の3階に行ったのは それが最初で最後でした。 教室には10数人が一緒に居たので、凄く怖かった訳では無いんですが その場に居た全員が一緒に体験した不思議な出来事でした。 最後までお読み頂き有難うございます。