
中編
みえる
匿名 3日前
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。
私ね、思わず振り返ってかわいそうって言ったの。そしたらなんかさ、背中が重いんだよねー」
私はちょっとごめんねと言い
彼女の背中に触れると猫が見えました。
やはり猫が死体を見て可哀想と思った彼女に付いてしまっていました。
彼女に放課後また話すねと言って
放課後にもう一度彼女の背中に触れました。
猫はピタッと付いて彼女に助けを求めていました。
私はそっと話しかけました。
「ごめんね。
この人はあなたに何もしてあげれないのだから和尚さんに天国に導いてもらってね。
何もしてあげれなくてごめんね。」
すると猫は柔らかい表情になりにゃーおと
泣いたのが聞こえました。
そして友達に体調を尋ねると少し楽だと
言いました。
私はすぐにお寺に行ったほうがいいよと
何が付いているか説明をしました。
彼女は親戚が霊能者がいるらしくのちに祓ってもらったと言っていました。
それから彼女から動物の匂いが消えました。
そしてその日あの猫が夢に出ました。
猫は柔らかい表情でにゃーと鳴きました。
そして眩い光の中へ歩いて行きました。
まるで私にお礼とお別れを言っている様でした。
次の日私は家の本家にある動物の霊を祀っているお墓に行き手を合わせました。
そして心からあの猫に天国で幸せにやるんだよと祈りました。
このことがあって最近は見えてません。
でも、家で怪奇現象は起きます。
でも家は大丈夫だと思います。
だって家には本家で眠っている39代目和尚さんが私たちを守ってくれているから。
その証拠にお寺の血を引いているみんな体にあざがあります。
あざについて気にとめてなかったのですが
後から祖母が教えてくれました。
家にはある遺言があるそうです。
それはうちの血を引くものには必ず体にあざがでる
これは39代目のおじいちゃんが生前残した言葉だそうでその印におじいちゃんは筆で身体中にあざを書いて亡くなったそうです。
遺言は当たりました。
私の家族父以外みんな体にあざが生まれつきあるから。
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