
長編
仏風邪
匿名 3日前
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福岡県の海沿い田舎町で起きた実体験の話です。
小学3年頃私は、よく海で友達と遊んでました。
その町には、海沿いに「元寇防塁」と言う遺跡があり鎌倉時代に元と言う国が2度日本に攻めて来て、かなりの方が亡くなった過去があります‥
ある日の事、実家の自分の部屋で寝ていると、おかしな夢を見るようになりました。落武者の様な人が家族を切りつけ、最後自分が斬られ所で目が覚めるといった内容でそれは数日続きました。
それが続くとまだ子供だった自分も恐怖で寝るのが怖くなり、母親にも怖すぎて打ち明けていました。父親にも話が伝わり「たまたま続けて怖い夢を見たんやろ」という感じでそこまで気にもされませんでした。
しかしながら日に日に悪化し、3日目くらいに初めて金縛りに遭うようになりました。
そして生まれて初めての経験をします。
それはひどい金縛りでした。
私はその時30センチ程の高さしかないベッドで寝ていました。そしていつもと同じ様に落武者の夢を見ました。
そして体が動かない‥何かがいるみたいに‥
体が動かず目も開きませんでした。そして一生懸命もがいていると、
子供の声で、「ケタケタ‥」
それは笑い声でした。
もがき苦しみ、やっとの事で目が開きましたが‥
そこにはベッドの端に手を掛けた青白い子供が、目を見開いてこっちを見て「ケタケタ」と笑っていました。
さすがにその日は号泣してしまい、一階で寝ている両親の部屋に駆け込み、叩き起こしました。
ですが、ずっと誰かに見られてる気がして母親に言ったら‥
みるみるうちに母親の顔が青白い落武者の顔に変わってしまい、家中泣き叫び逃げ回っていました。
寝ていた父親も、これは普通じゃないという事になり、事前に知り合いの住職さんに相談し、また同じ事があれば夜でもいいから連れて来なさいと言うことになりました。
そして次の日も同じ夢を見ました。毎回同じ夢を見ていた私は、次怖い体験をしたら、中途半端しか知らないがお経のようなものを言おうと決めていました。
そしてその夜も同じように夢を見た後、金縛りに遭います。
そこで私は言葉も出なかったので頭の中で
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏‥」と。
しばらくして耳元で「効かない」と囁かれました。
その直後、しっかりとしたお経を耳元で怒りながら言われました。そして、
「こっちの世界に来なさい」‥と。
全身金縛りで動かないはずが、足先から宙
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- 幽霊が優しさにつけこんで取り憑くという話はよく聞くので住職の言い分は分かる。い
- ひでぇ住職だな