
長編
金縛り
匿名 2014年8月5日
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初めて投稿するので、不安ですが私が実際に体験した話です。
3年ぐらい前の話ですから記憶が曖昧ですが投稿することに決めました。
私は1人暮らしをはじめました。
それから1年くらい経ったあるときから私の家で宴会?飲み会みたいなのが頻繁にするようになりました。
1週間に3日か4日は飲み会をしていたと思います。友達と朝まで飲んで酔いつぶれたり、外で飲んだ後に自分の家で飲み直したりと若い飲み方をいっぱいしました。
その時に私と1番仲良かった女の子Aちゃんがいました。その子は飲み会のたびに居て2人で何度も遊ぶようになり、親友なみにずっと一緒にいました。
それで少ししたら飲み会の頻度も減ってきて私が1人で寝る事が増え出した時から私に変な事が起こるようになりました。
まず金縛りにあうようになったのです。もともと実家で2回くらいあったことがあるので初めてではありませんでした。なのでそこまで気に止めていなかったなのです。次の日Aちゃんに
「金縛りになった、久々だよ!」
「え!?怖い!」
なんて笑いながら言えるくらい平気だったのです。
けど金縛りの頻度がおかしいことに気がつきました。1週間に1回、5日に1回、3日に1回、2日に1回、毎日、と金縛りが毎晩のようにかかるようになりました。
さすがに私もここまでくると疲れ、とか寝相、なんて可愛いことを思わなくなりました。だだんナニカが居る気がしてきました。
しかも毎晩起こるようになってから耳元でラップ音がなるようになりました。パンッ、パンッって音が日に日に酷くなり、だんだんと頭に響く音になりガシャガシャガシャガシャってビニール袋を擦るような音が聞こえるようになりました。
毎日のようにビニール袋を擦る音が聞こえるようになりました。
ガシャガシャガシャガシャ
もう確定しました。誰かいる。
そして夜になり金縛りになってガシャガシャって音が聞こえてきて、(またか…)なんて思っていると音が止みました。
こんな事は初めてで何故?って思っていると急にお腹あたり?自分の上に重みを感じました。
そして上からの視線みたいなものを感じました。誰かいる。もう私は怖くなり目だけは開けるものか。なんておもっていたのに、思いと身体は違うことをしていました。
金縛りって全身は動かないのに目は開け閉め出来るのです。
うっすら目を開けて見てみました。
そこにいたのは男の人でした。
私は直ぐに見なかったふりをして目を閉じました。
男の人は怪我をしているわけでなく、おじさんってわけでなく、例えるなら二十代後半のお兄さんって感じでした。
見てしまってから、酷くなるのはスピーディーでした。たぶん存在を気づいてもらえた。って向こうも認識したんだと思います。
金縛りで身体に乗って私を見ていたのが次の日はベットの横に移動して私をみていました。
その次の日はベットで寝ている私を触っていました。感触は感じるっていうより、なんて言えばいいのか分かりませんが、感触はないけど、触られているのは分かります。
そしてその次の日はついに話しかけられました。「動かないで…そのまま…大丈夫…動かないで…」
私はさすがにヤバイと思いました。
話しかけられて、それを理解してしまいました。もう怖くて、怖くて、霊感のある友達のB君に相談しました。
B君はもともと小さい頃から霊感があったらしいです。お母さんもあるらしいです。
相談すると「何でもっと早く言わないの?」って言われました。
話しかけられて、聞こえる、理解出来るのは危険みたいです。けど私は直ぐに無くなる。なんて甘い考えをしていました。
B君はお母さんに相談してくれて数珠を持ってきてくれました。
「これを着けて寝たら金縛りも起こらなくなるよ。けど着けて寝なきゃ駄目。数日外しちゃだめだよ。」
私は言う通りにすることにしました。この時の私はもう精神的に参っていて、お酒を大量に飲まなきゃ寝れなくもなっていました。
心身共にボロボロになっていたのです。
安心したんです。
これで寝れる、金縛りも無くなる。
そう思うだけで身体が軽くなった気がしました。
数珠を貰って初めて寝る日は友達が泊まりに来ていました。人が居る時は何も起こらないからです。
Aちゃんはベットで寝ていて、わたしは隣のソファーで寝ていました。すると何故か4時44分に目が覚めました。さすがにビックリしました。
こんなんホラーの古典的やん。って自分で少しだけ笑えました。
そして数珠を着けていた右手を見ると数珠がありませんでした。
「えっ!?なんで!?」
私に一気に身体中の血が引いていく感覚が襲いました。
慌てながら数珠を探すとソファーの下に落ちていました。
きっと、寝相が悪かって腕から取れたんだ。と思って数珠を拾おうとした所で気づきました。
数珠が千切れていたのです。
しかも数珠が飛び散るわけでもなくそっと切れていて糸から二つくらい離れているだけでした。
数珠を腕に着けたことある人は分かると思いますが、数珠は手首に合わせて作ります。ゴム状ですが、ハサミでゆっくり切ったとしても数珠の真珠は何個も散らばるはずです。
文書で伝えるのは難しいんですが、真珠が散らばっていなかったのです。
私は怖くなり数珠をくれたB君にメールをしました。さすがに朝早かったので電話は申し訳なかったのです。
するとB君は返信をくれました。普段なら絶対起きないのに今回はなぜか起きて返信をくれたのです。
起きてくれてありがとう。今日貰った数珠あるやん?あれ千切れたんやけど。
え!?
あれ糸が太くてなかなか切れないやつ使ってるし、切れそうな感じなかったぞ?
朝急に目が覚めたら、ソファーの下に落ちてて切れたの。
寝相が悪かっただけちゃう?ソファーの落ちた反動とか?あんま考えんなよ。
私もそう思ったけど、この数珠の切れ方がおかしくて。見てくれん?
(写真も一緒に送った)
ちょっと待ってろ。母さんに聞いてくるわ!
それからB君はお母さんに聞きに行ってくれたらしい。それからまた連絡がきた。
明日それ俺に渡して、直してくるわ!
それと気をつけろよ。その切れ方は変な感じするから。1人か?
ううん、Aちゃんおるから1人じゃないよ。
なら大丈夫だな。今まで誰かがおった時はなにも起こってないやろ?
うん、大丈夫。ありがと
気をしっかりもてよ。あいつらは気の弱いやつに漬け込んでくるから、怒鳴るぐらいの勢いでおれ。
うん、おやすみ
それからビクビクしながらもその日も仕事だし、Aちゃんもいたし、まず時間帯が平気だったから寝る事にした。
すると夢と現実の間ぐらいの時に私は自分の部屋のクローゼットまで何かに引っ張られた。
クローゼットはソファーのすぐ後ろにあるのに結構な距離を引っ張られた感覚だった。
そして目を開けると目の前には人の顔と認識する事が出来ないぐらいの怒ったような憎んだような顔が私を見つめていた。
そして首を締められて苦しくなった。
何か怒っているように何かを私に喋りかけていた。
怖くて、怖くて、仕方なくて
ひたすら、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。って謝ってしまいました。
するとバッと目を覚ますとB君と連絡取り終わって2時間ぐらいたった所だった。
私は首に強烈な痛みと息苦しさを感じて、怖くなって泣いてしまいました。
Aちゃんが起きてその事を話して、はやめにB君に会いに行こうって事で会って数珠を直してもらいました。
そしてその日の夜にB君がAちゃんと泊まりにきてくれました。
盛り塩などもしてくれて、いざとなったら俺が連れて帰るって行ってくれました。
B君が家に来てくれるようになり、知っているお祓いをしてくれていつの間にか金縛りも怪奇現象もなくなりました。
後からBくんに聞いてみると、もともとAちゃんの家にいたモノだったらしいです。ただAちゃんと遊ぶようになり、私の家にきて居心地が良すぎて住み着いたらしいです。
ただ金縛りは疲れでもあるかもしれませんが、みなさんも気をつけてください。
B君に聞くと金縛りとラップ音などが1番危険だと。そしてお互いがお互いの存在に気づいた時も危険だと。
私は鏡の位置などそう言うのも気をつけるようになりました。
もちろん今では何もありません。
半年に一回くらい金縛りにはなりますが、変な話体験してからは、大丈夫な金縛りと危ない金縛りの違いが分かるようになりました。
あれから3年ほど経ったので書こうと思い投稿しました。
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